紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

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【リオ五輪アジア最終予選】日本vsサウジアラビア(採点)【速報】

オリンピック出場権がかかったグループリーグ第3戦。グループリーグの最終戦となる。

 

 2戦目で先発メンバーを6人入れ替えた日本は、ターンオーバーを成功させつつ、完勝を飾る。その上、北朝鮮-サウジが引き分けに終わったため、最終戦を残して1位突破を決めるというこれ以上ない理想的な展開。

 

完全な消化試合となったサウジ戦。一方でサウジはここで勝てばグループリーグの自力突破が可能だ。先発を10人入れ替えた日本は、瀬戸際のサウジにどんな戦いを見せるのか。

 

日本

2

1-0

1-1

1

サウジアラビア

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フォーメーション

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試合寸評 

サウジアラビアは決して弱いチームではなかった。ただ、かつて強敵と呼ばれたサウジアラビアのような怖さはなかった。縦の速さも、カウンターの上手さもある。ただ、いやらしいほど相手の弱い部分をついてくるようなしつこさ、そして一発を秘めた爆発力はもはやなくなってしまったようだ。

 

一方で日本代表はこれまでの試合の中で最もいい試合をした。やや長かった選手間の距離間はだいぶ改善された。そして何より落ち着いた試合さばきという点で最もいい試合だった。10人先発を入れ替えて、しかもフォーメーションを変えてまで、これだけチームの体が崩れないチームも珍しい。

 

3戦してこれだけ完全なターンオーバーが出来たことは大きすぎるアドバンテージ。間違いなく決勝トーナメント進出チームで最もコンディションよく試合に望めるチームだろう。 

選手採点

GK 杉本大地 6.0

致命的なピンチはほぼなかった。

ただ、初先発の中、安定したプレーは見せた。

 

DF 松原健 5.0

前半、守備で後手に回り、明らかなウィークポイントに。

初先発の堅さが取れたのか、後半やや盛り返す。

 

DF 植田直通 6.5

不可解なPK献上は減点対象とはしない。

CBの中で最も安定した守備、CKでの攻撃力、共に貢献度は高い。

 

DF 山中亮輔 6.0

初戦ほどの活躍はなかったが、相変わらずの安定度。

正確なFKと小柄な割に強靭なフィジカルが心強い。

 

DF 奈良竜樹 5.0

一歩間違えば失点となり得るミスが何度かあった。

それ以外では、良いプレーもあるものの、CBとしては信頼しにくい。

 

MF 大島僚太 7.0【MOM】

スーパーなロングシュートによる先制点。

後半途中にボランチへポジションを移した後は、より巧みなパスと気の利いた守備が目を引いた。

 

MF 中島翔哉 6.5

相変わらず元気いっぱい、最後まで攻守に走り回った。

ドリブル、パスも良かったが、何よりボールがよくおさまった。

 

MF 三竿建斗 6.0

初先発も堅さは見られず、落ち着いて試合に入っていた。

中盤の深い位置で気の利いたポジショニングを見せた。

 

MF 井手口 陽介 6.0

序盤は試合に入りきれなかったが、徐々に落ち着いた。

得点はしたものの、まだまだ物足りない。

 

FW 南野拓実 6.5

これまでで一番できが良かった。

後半になるに従い、凄みを増していったが、完全まではまだ少し足りない。

 

FW オナイウ 阿道 6.0

FWの仕事に関して、全てにおいて及第点な出来。

ただし、安定して牽引するほどのプレーは見せられなかった。

 

DF 亀川諒史 5.5 (後半21分)

2戦目よりは良化。

ただし、クロスの精度が低すぎて攻撃のチャンスを潰した。

 

FW 浅野拓磨 6.5 (後半26分)

裏に抜け出すプレーを連発した。

なかなか1対1を作るまで至らず、結果点も取れなかったが、十分に脅威となった。

 

FW 久保裕也 採点なし (後半40分)

 

監督採点

手倉森 誠 7.5

全てが思い通りに進んだグループリーグ。今回も10人を入れ替えて試合をこなした。しかもフォーメーションまで変更して。

その上で勝利まで得たのなら、もはや言うことはない。勢いを保ったままで決勝トーナメントに挑む。