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【ACL2016】ガンバ大阪は日本勢の意地を見せられるか?(水原三星ブルーウィングス戦)

アジアチャンピオンズリーグ アジアチャンピオンズリーグ-グループリーグ(2016)

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AFCチャンピオンズリーググループリーグが開幕。今シーズンは日本からサンフレッチェ広島浦和レッズガンバ大阪FC東京が参戦している。

 

前日、サンフレッチェ広島FC東京が、それぞれ中国の山東、韓国の全北に敗れている。なので、ガンバには是非とも日本勢の意地を見せてほしい。日本勢で共闘してるってわけじゃないけど、全チームに勝ち抜いてほしいよね。

 

今シーズンは爆買いの中国リーグにも興味があったので、日本勢を中心にACLを追っかけてみようと思う。そのためだけにG+と契約してるんだから、早々に敗退なんてやめてね!


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水原三星ブルーウィングス

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ガンバ大阪

実力を発揮しきれなかったガンバ大阪

勝負を優先したガンバ大阪のスターティングメンバー

長谷川監督はいつもと比べ、少々メンバーをいじってきた。遠藤、アデミウソンはベンチスタート。藤本淳吾はベンチ外。

 

このメンバーを見るとガンバには2つの狙いがあったんじゃなかろうか。

ひとつに「去年までのメンバーを重視した手堅い試合運び」。ふたつに「これから始まる過密スケジュールに向けた戦力温存」。つまり、この試合と今後の試合を考えた結果、今日のスターティングメンバーとなったのだろう。

 

パナソニックカップ、ゼロックススーパーカップの直近2試合を観戦したけど、これまでは、勝負をそこまで重視せず、新戦力の融合に軸足を置いていたことは明らか。長谷川監督は、この試合を勝負にこだわる今シーズンはじめての公式戦と見なしているのかもしれない。

 

試合内容は水原三星ブルーウィングスに軍配

去年までのメンバーを優先し、勝負への比重を大きくしてきたが、実力を発揮しきれたとは言いがたい。

 

試合は終始水原が優勢で、ガンバはいくつか失点してもおかしくない場面を迎えた。失点しなかったのは、守備陣の踏ん張りがあったとはいえ、幸運だったと思う。

 

攻撃では幾度かのチャンスもあったが、明らかに水原よりその数は少ない。いずれも決めきれなかったが、決めていれば少ないチャンスをものにした「劣勢の中で勝利」ということになっただろう。

 

そもそもパスミスが多く、ボールが繋がらない。今日の劣勢はある意味自滅に近い。

 

ただし、僕は必ずしもガンバのチーム状態が悪いわけではないと思う。

 

劣勢だった理由

まず、アウェーの地、韓国ビッグバードの気温はマイナス1度だったということ。特に前半は気温への慣れの差が如実に表れた。何か体が縮こまったようなミスが散見され、動きのいい水原に押し込まれる場面が続いた。前半も20分を過ぎたあたりからガンバの選手も少しずつ体が温まってきたように見えた。

 

そして、攻撃陣とディフェンスラインとの長い距離。今日のガンバはコンパクトな陣形を保っていたとは言いがたい。 ただ、これは長谷川監督の狙いだったんじゃないか?と推測してみる。

 

水原は攻撃時に中盤がけっこう攻め上がる。それはそれで強力なんだけど、当然、カウンターが良く効く状況。だから、あえて攻撃陣(特にパトリック)を高い位置に残しておいたんじゃないだろうか。

 

ただ、それによって選手間の距離が開き、ディフェンスラインの前にスペースができた。加えて水原の1トップに思った以上にボールが収まったこと、縦への攻撃が早かったこと、それら2点によって、このスペースが非常に危険なものになってしまった。よって、狙いは功を奏さなかった。

 

まあ、あくまで推測だけどね。

水原は想像以上に良いチームだった

水原三星ブルーウィングスは昨季のKリーグ2位チーム。正直、韓国のチームはあまり見たことがないのだけど、なかなかに良いチームだった。フィジカルに優れるFWを1トップに配置している、外国人に頼らず韓国人を中心としている(今日の先発はブラジル人のサントスだけが唯一外国人)という意味ではガンバ大阪と共通点があるチームだと思う。

 

やはりというか、イメージ通り球際は激しい。陣形もコンパクトで間延びし始める後半途中までのプレスは組織的に機能した。また、個々の選手も技術レベルが高く、しっかりとボールを繋ぐことが出来る。今日の試合ではガンバ大阪よりも断然ボールが繋がっていた。

 

特に1トップに入ったFWキム・グニ、中盤を幅広く動くMFクォン・チャンフンはいい選手だった。(名前間違ってたらごめん)

 

前者は大卒ルーキーらしいけど、ボールを収めるのが上手く、パトリックよりも機能していた。ガンバ大阪は長沢をパトリックのサブとして使っているけど、この選手を取ったら面白いんじゃない?

 

後者は、U23代表選手。アジア最終予選の日本戦でゴールもあげた選手。ボランチの選手と紹介されていたけど、攻撃に加わっている時間が長く、また、脅威だった。動きにキレがあり、パンチ力のあるシュートが魅力的。ポジショニングは神出鬼没で、ガンバは、捕まえきれず次々と好機を演出されていた。

 

井手口陽介の可能性

さて、最後にガンバ大阪の至宝と呼ばれる井手口陽介。

正直これまでそれ程までに評価されていることがピンときていなかった。が、今日は井手口の凄さがちょっとだけわかったかもしれない。

 

まず、無尽蔵なスタミナ。

ディフェンスラインから前線までどこにでも姿を現す。狂犬のようにプレスをかけたかと思えば、ゴール前に顔を出し、チャンスに絡む。ただ、この長所は知ってた。

 

次に基本的な技術力の高さ。

「止めて蹴る」がしっかり出来ている。なので、ボールを奪った後に慌てること無く攻撃への1歩目となるパスが出せる。それに身長のわりに体も強いので、技術力も合わさってキープ力が高く、溜めを作ることのも上手い。今日の試合でも何度か上手いボールキープを見せた。技術が高いのもなんとなく知ってはいた。

 

今日、新たに気づいた点は、「抜群のポジショニング」

守備における危ないスペース、攻撃におけるチャンスになりそうな場面、井手口は顔を出す頻度が高い。

 

今日は攻め込まれることが多かったので、特に守備面で気の利いたポジショニングが目立った。いや、気の利いたというより、かなりセンスのあるポジショニングといった方が適切かもしれない。本来いないようば場面でも顔を出せる良い「目」を持っているように感じた。 そのレベルは練習で身につけられる以上のものに思う。

 

井手口に足りないのは経験だけだ。

ゲームを読むことが出来るようになれば、遠藤をも越える選手になるポテンシャルがあるように感じた。ただががむしゃらに動きまわること無く、ミスを減らし、ここぞという場面で決定的なパスが出せるようになれば、日本代表にも欠かせない選手になる気配を見せる。

 

仮に今シーズン、ガンバの中心選手としてプレー出来れば一皮剥ける可能性は高い。そうなれば、自ずと五輪の出場、そして先発も見えてくるだろう。

 

井手口陽介、本当に楽しみな選手だよね。