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【アジア2次予選】なぜ代表戦は面白くないのか?日本代表 vs アフガニスタン代表(感想)

日本代表 日本代表-ロシアワールドカップアジア2次予選

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2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019 予選

率直に言ってアジア2次予選の代表戦は面白くないんだよね。テレビ局がいくら煽ったって、2次予選敗退は万分の一もなく、緊迫感なんてとても感じられない。

 

今回もテレビ中継は見たものの、なかなか身が入らず、眠気と戦いながらの観戦。皆さんは代表戦に何を求めますか?

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フォーメーション&試合結果

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日本代表

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5

1-0

4-0

0

アフガニスタン代表

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オールスターチームに満足?

今日のフォーメーションの特徴は2つ。まず、新しい選手が多い。ドイツで結果を残している、原口、清武、Jリーグで活躍する金崎、柏木、東口が先発に名を連ねた。本田、香川らいつものメンバーをいくらか温存し、フレッシュな布陣と言える。そしてもう1つは、長谷部を1ボランチにして、攻撃的な中盤を増やした点。御存知の通り長谷部は守備的なボランチではないので、かなり攻撃的なフォーメーションになっている。

 

この2つから分かることは、ごくシンプル。アフガニスタンとの力の差を考えて「リスクの少ない場面で新たな選手を試す」ことと「リスクが少ないので極端に攻撃の比重を高め、さっさと勝ちきる」ことを目指しているという点。残念なことにこの日の日本代表は「対アジア仕様」だと言える。

 

代表戦を見るひとつの楽しみとして「チームの成長」がある。新監督が就任し、徐々に日本代表が強くなっていく様を見ることは、連続ドラマを1話から最終回まで見るような楽しみがある。今回の「連続ドラマ ハリルホジッチと日本代表」における、あらすじは「我々は世界トップクラスに追いつくぞ!」であるはずだ。にも関わらず「対アジア仕様」のチームを見せられても、これまであった過去のドラマと同じでしか無い。

 

そして、いつもと先発メンバーが大きく異なり、システムが異なることもまた面白みを削ぐ。今回のチームは、上手い選手が集まった即席チーム、最低限の約束事だけ存在し、あとはその場のノリでなんとかするオールスター戦と変わらないような印象を受けた。多少の役者の変更は刺激を与えるが、大半の役者が変わり、突然即興劇に変わったドラマを見ても、なんの連続ドラマを見ているのか分からなくなってしまう。

 

1話から見てきたドラマがワールドカップで最終回を迎えるカタルシス。僕はそんな物語を楽しみたいのだ。

 

試合自体面白かった?

では、チーム作りを一旦忘れ、この試合自体は面白かったのか。ドラマ全体はいまいちでも第3話だけは名作、なんてこと極々稀にあるよね。

 

まず1試合に価値を持たせるならば「① 緊迫した接戦」、「② 組織的、個人的に高い技術を披露する高度なサッカー」、「③ 因縁めいたドラマ」、「④ 大量得点による圧勝劇」そんなシナリオが必要だ。

 

しかし、いいシナリオを描くには、力の差があり過ぎた。アフガニスタンは決して守備的ではなかったと思うが、日本に押し込められた。結果、大部分の選手が自陣ゴール前に人垣を作ることになる。よって、「① 緊迫した接戦」には成り得ないし、前述のとおり、今日のチームでは「② 組織的、個人的に高い技術を披露する高度なサッカー」も望むべくもなく、ついでに「③ 因縁めいたドラマ」もない。

 

結局メディアが期待するとおり、初めから「④ 大量得点による圧勝劇」というシナリオしか残されていない。結果5-0なのだから、シナリオは達成されたかに見える。が、個人的には10点近くは取らなければ、このシナリオは達成できていないと思う。

 

僕はサッカーの本質的な楽しさは「緊張」と「開放」だと思っている。「緊張」はゴールが入るまでの緊迫感、つまりハラハラドキドキであり、このストレスが強ければ強いほど、ゴールによる「開放」の価値が大きくなり、感情が揺さぶられる。残念ながらアフガニスタンはこの「緊張」をほとんど演出できない相手だった。そんな「無緊張状態」において5点では十分ではない。

 

身も蓋もないが、この試合自体に価値を付加することはそもそも難しそうだ。この試合も含め、アジア2次予選は相手が弱いため試合の価値は上げにくい。根本的にコンテンツとしては捨て試合なのかもしれない。

 

せめて「世界へシナリオ」を垣間見たい

今回の試合は正直見る価値を見いだせなかった。話を頭に戻すことになるが、それだけにせめて「世界へのシナリオ」を垣間見せてほしかった。色々と考えると、この試合に対する楽しみなんてそこにしかないのだから。

 

蛇足だが、どうもハリルホジッチは、0-0に終わったシンガポール戦がトラウマになり過ぎているように思う。想像以上に叩かれたことにより、腰を据えて長期的なチーム作りよりも、「試合の勝利」により比重が置かれてしまった。今一度、当初の理想のロードマップに戻ってほしい。そんな風に感じた試合だった。 

 



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