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【アジア2次予選】深刻すぎる決定力不足という病 日本代表 vs シリア代表(採点)

日本代表 日本代表-ロシアワールドカップアジア2次予選

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2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019 予選 最終節


アジア2次予選の最終節、日本代表はシリア代表をホームに迎えた。日本、シリア共に2次予選通過は確定しています。勝ったチームがグループEを首位通過する攻防戦ではあるものの、首位通過に意味はない。最終予選のドローはFIFAランクによってポッドを分けられるため通過順位は考慮されません。

 

両チームにとって完全な消化試合となった本ゲーム。が、戦う理由は存在します。日本はホームで勝って当たり前と思われている試合、負ければハリルホジッチの手腕が問われます。一方、シリアは内戦状態の国内に勇気を与えることを日本に勝つことで達成したい。2次予選の最大のライバル。アフガニスタン戦に比べれば見所が多いはず。

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フォーメーション&試合結果

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日本代表

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5

1-0

4-0

0

シリア代表

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決定力不足ってレベルじゃねーぞ!

正直10-0で勝っても、何らおかしくないような展開だった。前半17分、相手のオウンゴールによって先制するも、それ以外にいくらでも点を入れるチャンスがあった。それほどまでに日本とシリアには差があった。

 

にも関わらず入らない。ご存知のようにこの試合だけの話ではなく、ここ最近の日本代表の傾向。昔からよくあったドン引きした相手に攻め手がなく点が入らないという展開ではないのも気になる。しっかりチャンスが作れているのにボールがゴールに入らない。

 

後半21分に香川が追加点を決めて以降、終盤にかけてドバドバと3得点をあげたことを考えるとメンタルの問題なんだろうか。重圧が慎重にさせすぎてイージーなシュートが入らないのだろうか。

 

恐らくこれほどまでにチャンスを作りながら点が入らない原因をハリルホジッチは理解しかねているのではないだろうか。この問題は日本人監督が誕生し、日本人特有の問題として解明していった時に初めて解決されるような深い深い問題なような気がする。

 

日本代表はどこにいく?

フォーメーションは4-2-3-1。前節のアフガニスタン戦から本田、香川、宇佐美らが復帰し、本来のスタメンに戻る。両サイドバックが共に高い位置を取る攻撃的なシステム。攻めの際は最終ラインが2人となる戦術を採用していた。これは相手のシリアが1トップであることから数的には2人で十分という点と、この程度の相手ならば日本のセンターバックの個の能力で抑えられるという思惑が感じられる。

 

つまり攻撃に大きく軸足を置き、守備は組織力というよりも個人能力で守り切るというアジア仕様。もちろん攻撃陣の素早いプレスを前提とした2バックではあるものの、かなりリスクの高い戦術だと思う。1トップだけではなくサイドからシリアの選手が飛びだしてくると途端に数的不利になる。実際3対2のピンチは何度か作られていた。が、結局のところ無失点で終わったのだから狙い通りなのだろうか。あまりに結果論で僕には判断がつかない。

 

後半13分、山口が負傷交代すると原口がそのままボランチの位置に入った。追加点が奪えなかったので攻撃を重視し、守備を軽視した采配。これにより攻撃の厚みを増したのは間違いなく、ハリルホジッチの意図は成就した。追加点を奪い、終盤にも3得点。取るべき人が取り、結果5-0の完勝。

 

ただ、前回のエントリーでも書いたが、やっぱりアジア仕様で試合をこなしているところがどうしても気になってしまう。これまでも日本代表は攻撃力で押し切る形でアジアを制圧することはできていた。しかしブラジルワールドカップを通し、それでは通用しないと思い知ったのではないのか。だからアルジェリアという弱小チームでしっかりとした守備戦術を植え付け成功したハリルホジッチを呼んだのではなかったか。

 

代表の準備期間は短い。であれば2次予選であろうと、世界に通用するチームとして、まず守備から入る日本代表を構築していくべきではないのだろうか。格下相手に2-0だろうが1-0だろうが構わない。世界に向けたチームが見たい。

 

採点(日本代表)

GK 西川 周作 7.0

終盤は決定的なピンチが何度かあったがスーパーセーブを見せ、無失点で切り抜けた。大部分の時間帯で仕事が無いなか、集中し続けた点は高く評価したい。また、フィードの良さもいつもどおり光る。

 

DF 吉田 麻也 6.0

あまり仕事の機会はなかったが、無難な出来だった。時折対角線上によいロングフィードを見せていたが、チームの狙いだろう。ただし、その本数はそれ程多くはなかった。

 

DF 森重 真人 6.5

吉田に比べ対角線上の良いロングフィードを何本も上げていた。その点は素晴らしいレベルだったので高めの採点としたものの、集中力が切れたとしか思えない本当にくだらない、かつ致命的なミスを1,2していたことが残念すぎる。この集中力が切れるクセさえなくなれば一流DFだが…

 

DF 長友 佑都 6.5

序盤はミスも多く残念な出来だったが、徐々に持ち直し、いいクロスもあげた。いつものことだが完璧なプレーも見せれば、凡ミスも多く振れ幅の大きいプレーは相変わらず。常に安定した実力を発揮できれば不動の左サイドバックと言えるが、この点が改善されなければインテル同様、日本代表でもファーストチョイスではなくなる可能性もある。

 

DF 酒井 高徳 5.5

サイドを駆け上がる頻度、タイミングも悪く無い。ただし、ゴール前に送るクロスやパスの品質が著しく悪く代表レベルとは思えない。最後で工夫できる選手になれば一皮むけそうなのだが…

 

MF 長谷部 誠 6.5

守備的なバランスを取りつつ、攻撃にもしっかりと絡む。かつての相棒、ガンバ遠藤のようにリズムを作るタイプではないが、要所をしっかり見極めるという意味では同レベルの流石のプレー。

 

MF 山口 蛍 5.0

試合勘の無さなのかイージーなミスも多く、チームで最も悪かった。ただし、今日の試合展開は守備で頑張れる山口向きでは無い点もあるだろう。それでも攻撃での貢献を求められていることを考え、その点は考慮せず採点した。

 

MF 本田 圭佑 6.0

体の強さを見せた。唯一シリアに対してガチンコのフィジカル勝負が出来る選手で度々相手陣内に楔を打った。とは言え1得点したものの、出来は平凡。

 

MF 宇佐美 貴史 5.5

前半はボールが集まり、宇佐美から次々にチャンスが生まれた。ドリブルも冴え渡り、攻撃の中心を担っていた。が、後半になるに従って、存在感がなくなった。運動量が減り、ボールも徐々に集まらなくなる。いつもどおり1試合を通した活躍は出来ず。一貫性のある活躍ができなければこれ以上の選手にはなれないと感じる。

 

MF 香川 真司 7.0【MOM】

2得点。序盤から自由に動き、チームにリズムを与える。ボールに触れる機会が多く、フリーに動ける今日の試合は香川が最も力を発揮できる展開。ドルトムントでは難しい起用をされているが、試合勘不足は感じさせなかった。

 

FW 岡崎 慎司 6.5

得点は取れなかったがチャンスは幾度も作った。何よりどんな時も計算できる安定感が素晴らしい。

 

FW 原口 元気 6.5(68分~)

慣れないボランチのポジションに入るも、わりと上手くこなしていた。守備的というよりもセントラルミッドフィールダーのようなイメージをもってプレーしていたように思うが、得点もあげ、予想以上の柔軟性を見せた。

 

FW 金崎 夢生 6.5(79分~)

短い時間で1得点。よくプレスをかけ、頑張りを見せた。髪を振り乱しながらチェイスする姿はまるで岡崎。

 

FW 清武 弘嗣 採点なし (87分~)

 

監督 ハリルホジッチ 6.5

狙い通りの大勝。ただ今後のチーム作りはどう考えているのだろうか?

 

最後に

アジア2次予選が終わりました。次は最終予選です。相手は最低レベルがシリアと同クラスとなるでしょう。最終予選は、FIFAランクをもとにドローが行われますが、厳しい組み合わせになることが懸念されます。次のランキング発表で日本はアジア内でのランクが下がることが確定的です。日本は韓国に抜かれ、アジア3位以下となる予定。よって、第1ポッドから漏れることになります。つまり、日本とチーム力が同等以上のチームが複数入る可能性すらあります。

 

今日のようにゴリ押しは通じません。間違いなくスリリングな展開になるだろうし、ハリルホジッチがどの様なチームを作るのかも興味深いところですが、不安もありますよね。最終予選のドローは4月9日。どうなることか!

  



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