攻撃に特色をみせる中盤の選手を総括してみたい。
シーズン評価(攻撃的ミッドフィルダー編)
田口 泰士 5.5(27試合/2得点)
評価はやや甘い。当然、降格の年のキャプテンであるだけに責任は大きい。が、名古屋で最も期待感のある選手だったことは間違いなく、シーズンを眺望すれば安定感も際立つ。後者の良い点に重きを置いた。
和泉 竜司 5.0(14試合/1得点)
大卒新人としては及第点。全選手と同じ土俵で評価すればこの程度だが、決して不合格ではない。身長のわりにキープ力を見せることもあり、バランス感覚や体のキレは光るものがある。J2で揉まれれば、化け得る。
矢田 旭 4.5(13試合/0得点)
J1のレベルになく、端的に物足りない。力を示すチャンスは十分にあった。動きは悪くなく、いくらかのセンスも感じるが、溢れる小兵勢のなかで、抜け出た印象を与えることは並ではない。
小川 佳純 5.0(20試合/1得点)
仮にJ1に残留していれば、契約満了でも疑義はない。印象を語れば、波が多い。穴のない能力が売りの選手だけに、調子が悪ければ何1つ期待できない。が、その万能性が遺憾なく発揮された試合もいくつかはあった。とはいえシーズンを通してみれば、やはり10番との天秤で釣り合う活躍ではなかった。
ハ・デソン 5.0(9試合/1得点)
力を発揮しきれたかといえばそうではないだろう。時に見せる類まれなボール扱いは間違いのない実力を感じさせた。怪我の影響も当然あるが、彼の力をもう少し使い切れればと思わずにいられない。
磯村 亮太 4.5(16試合/0得点)
センスは感じさせる。が、頼りにし切れないひ弱さも同時に抱かせる。多様な役割を担わされた不憫はあるが、最も期待される田口のバックアップは荷が重かったか。こんなシーズンだからこそ、生え抜きの意地を見せてもらいという勝手な願望はあった。
あとがき
フォワード編に続き、攻撃的なミッドフィルダー編です。今回も完全に個人的な独断と偏見に満ちてます。
こうやって並べてみると、中盤の得点が少なすぎることに気付かされますね。得点パターンの乏しさ、といったところでしょうか。本来田口あたりは、二桁ぐらいの能力はあるはず。
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