紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

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【採点】【J2 1節】名古屋グランパス vs ファジアーノ岡山

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明治安田生命J2リーグ 第1節


初のJ2の舞台。そしてJ2には魔物が住むという。17名アウト、18名インという自ら魔物に捕らえられんとする名古屋は、果たして1年での昇格というミッションを成し遂げることができるのだろうか。

 

開幕初戦、今年を占う大きな一戦。

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フォーメーション&試合結果 

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名古屋グランパス

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2

1-0

1-0

0

ファジアーノ岡山 

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採点(名古屋グランパス)

完全に別チームと言って差し支えない。故に初戦ともなれば、チーム全体を把握する前に選手個々を把握することでも手一杯である。

 

というわけで個別の評に加え、前歴など付してみた。もちろん自分自身の備忘という意味合いが強い。

 

GK 楢崎 正剛 6.0
出番は少ない。多少の出番においても衰えは一切感じさせず、今年もこの人にお世話になり続けるだろう。

 

DF 櫛引 一紀 7.0

前札幌、昨シーズンJ2で17試合出場している。

 

今すぐにでも完全移籍で買い取るべき。気合が前面に押し出るような闘将ではないが、しっかりと体を張れる良質なディフェンダーであることはこの試合でも明らか。

 

左右のCBとは異なり戦術的に居残ることが多いが、高い位置でのボール奪取から先制点のアシストという目に見える結果すら手にした。

 

DF 内田 健太 6.0
前愛媛、昨シーズンJ2で38試合(3得点)出場している。

 

彼はサイドバックだろうか。いや、左センターバックだ。が、サイドバックかと思えるほどサイドに流れて、攻撃の起点となった。かと言って守備が疎かではない。攻撃的なセンターバックとして機能できていた。

 

DF 宮原 和也 6.0

前広島、昨シーズンJ1で13試合出場している。当然、裕司ではない。

 

 

左の内田と同じく攻撃への関与は大きい。特にディフェンダーとは思えぬテクニカルなドリブルは、意表を突く。調べてみれば、ユースまで攻撃的なMFを担当していたらしい。納得ではある。

 

MF 八反田 康平 5.5

前清水、主力ではなく、シーズン途中で大分に移籍している。筑波大学時代の教え子。

 

恐らく風間サッカーが浸透するまでの繋ぎと思っていい。風間兄弟の例と同じく、選手としての能力より、思想が色濃い部分が評価されているのではないか。が、出来としては可もなく不可で、 生き生きと戦術を表現しているようにも見えなかった。

 

 

MF 小林 裕紀 5.5

前新潟、昨シーズンJ1で29試合出場している。

 

風間サッカーに求められるボランチ像とはどのようなものか。正直なところまだ見えてこない。小林は、ほどほどに試合は作っていたようにも思う。が、今のところ中央のハンドルというほどには大きな存在感はない。

 

MF 杉森 考起 6.5
攻守に存在感。前半に限れば、彼が攻撃の中心にいたと言ってもいい。確かに何か結果を残したわけではない。が、覚醒手前の印象はそれなりに濃い。最良の指揮官に出会ったのだと期待したい。

 

MF 和泉 竜司 6.0

2点目のアシストでなんとか帳尻を合わせた。攻撃の舞台から遠い位置にいることも多かったが、そもそも和泉の切れ味とはこの程度のものではないはずだ。


MF 玉田 圭司 5.0

前セレッソ、昨シーズンJ2で24試合(3得点)出場している。

 

出戻りでもあるし、説明は不要だろう。相変わらず技術力は高い。が、持ち味を発揮したとは全く言えない。何が悪いということもないが、存在感を示す何かは残せなかった。前半のみの出場であったことからも、当然採点は厳しい。

 

MF 佐藤 寿人 5.5

前広島、昨シーズンJ1で19試合(4得点)出場している。日本サッカー史に残るストライカー。

 

前半は頻繁に試合作りに絡む。ほどほどに巧さを見せたが、果たしてこれは彼の使い方だろうか。が、勢いづいた後半は、ゴール前での仕事も増え、持ち味から3度の決定機を得たことは評価したい。

 

いずれも物に出来なかったが、際立って衰えた、とも思わなかった。ただ、「広島の」佐藤寿人が持っていた「凄み」というものは過剰に期待できないかもしれない。

 

FW 永井 龍 7.5【MOM】

前長崎、昨シーズンJ2で41試合(17得点)出場している。長らく覚醒が待たれた逸材だったが、ついに「成った」のかもしれない。ちなみに龍と書いて「りょう」と読むことはどうでもいい豆でしかない。

 

起点という意味での1トップには物足りないと断言できる。が、0トップとしての1トップであれば、悪くないという印象。2列目あたりからのチャンスメイクは巧い。

 

加えてシュートスキルは非常に高い。事実、2得点したこの試合のゴールはどちらも簡単ではない。シモビッチを差し置いて先発した実力は十分に示したと言える。

 

全得点を叩き出しただけにMOMには推さざるを得ない。

 

FW シモビッチ 6.5(46分~)

後半開始から出場。


サイド攻撃の優先度が低い風間サッカーで、活かし様に注目したが、十分機能していた。攻撃の起点という意味ではJ2を超越しており、いくらかゴール数は減るだろうが今シーズンもひと暴れは期待できる。

 

後半、名古屋の攻撃が流れ出したことは彼にも一因がある。

 

MF 青木 亮太 採点なし(65分~)

MF 押谷 祐樹 採点なし(82分~)

 

あとがき

思った以上にチームとして機能していました。が、正直なところ全くの別チームになっていて戸惑いがあるのも確か。シーズンが進めば我が名古屋、と思えるのでしょうか。

 

ただ、いい意味で別チームになっていたことは断言できます。甘さが抜けたし、若手の台頭も期待できるでしょう。ま、ひとまず開幕勝利ってことでそれだけでめでたいよね。

 



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