紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

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【採点】【アジア最終予選】まさかの今野無双 UAE代表 vs 日本代表

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ロシアワールドカップ アジア最終予選 グループB 第6節


アジア最終予選後半戦の最下位。残り5試合で中東アウェーを3試合。これは明らかに厳しい。しかもその初戦は開幕戦で敗れたUAEでもある。

 

経験重視とされたメンバー構成で挑む日本代表。個人的には大いに納得の選考ではあるが、結果は果たして。

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フォーメーション&試合結果 

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UAE代表

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0

0-1

0-1

2

日本代表 

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採点(日本代表)

何はともあれ勝ったことが最も重要。盤石だった試合展開に思えるが、落とし穴は無数にあった。

 

GK 川島 永嗣 6.5

前半20分の決定機を防いだプレーは大きな殊勲。あれが入っていれば試合はまるで分からなかった。それ以外も基本は安定していたが、ボール扱いで多少の試合感の無さを感じさせなくはない。

 

DF 吉田 麻也 7.0

プレミアレギュラーディフェンダーの実力をみせた。インターセプト、一対一はアジアのレベルを逸脱している。

 

ただし、相変わらず危なっかしい印象は多少あり、判断の遅さから中途半端な対応もみられた。致命傷は負わなかったが、これはもう定期なのだろうから、大事な場面でやらかさないことを祈るしかない。

 

DF 森重 真人 6.0

目立つ活躍はなかったが、無難ではあったように思う。吉田との役割分担でもあるのだろうが、その部分はプラスマイナスどちらも評価し得る。が、どちらも「やらかし」が特色のセンターバックだけに1人ぐらいは目立たなくていい。

 

DF 長友 佑都 5.5

攻守に存在感がない。何より思い切りがない。何が悪いわけではないが、試合感がなく、試合に入っていけていない印象。

 

DF 酒井 宏樹 6.0

先制点をアシスト。が、相変わらずプレーの波は激しい。フランスから聞こえてくる評価から成長を期待したが、この点、変わりない。

 

ただし、成長がないわけではない。プレーの波の最高到達地点は高い。何本か通した縦パスはワールドクラスと言ってよく、速さ、正確性ともにこれだけで飯を食えるレベル。

 

とはいえ但し書きはまだ続く。プレーの波の底辺は相変わらず低く、そこらの高校生と変わらないミスもおかす。彼にサッカー脳さえあれば最強のサイドバックだが…

 

MF 今野 泰幸 7.5【MOM】

サプライズ選出はこれ以上望めないほどの結果を残した。1ゴール。

 

守備のフリーマンと言ってよく、神出鬼没に現れては、幾度となくボールを奪い去った。驚くことに攻撃でも同じ役割をこなしきり、望外の活躍をしてみせた。攻撃の中心と言っていいほど、ボールに絡み、ゴールという結果さえ残した。

 

ただし、今後も起用が続くかは微妙なところ。今回は出来すぎであり、これだけで居場所を確保したとは言えない。

 

MF 山口 蛍 6.0

悪くはなかったが、評価は難しい。

 

特に前半の拮抗した時間帯では守備のフィルターとして機能しきったとは言えない。後半、UAEの活力が低下するとともに攻守で機能してはきたものの、相手の状況からすれば当たり前の話ではある。

 

MF 原口 元気 6.5

チームでの状況を反映してか、以前ほどの元気はない。が、執着的とさえ思える守備の粘り強さは引き続き発揮され、貢献は小さくない。

 

ただ、やはり攻撃面でも結果がほしい。思い切りが薄れ、以前の得点の臭いがしない原口に戻ったかのような印象。

 

MF 香川 真司 5.5

代表で香川がはまることは、そうない。この日も同様にほとんどはまらなかった。ここ数年日本代表が抱えた課題は解決されないまま迷宮入りするのかもしれない。

 

ドルトムントとの違いから考えれば、周りの選手のレベル、チーム内での序列あたりにヒントがあるようにも思う。一人で打開するタイプの選手ではないので、高いレベルの選手が揃ってこそより輝く選手であるのは間違いない。

 

MF 久保 裕也 7.0

最近の好調をそのまま表現してみせた。1ゴール1アシスト。レギュラーは確保したものとみてよい。

 

仕事人といった淡々とした雰囲気が、逆にストライカーを思わせなくもない。とにかくワンタッチ目が抜群に上手く、ボールを受ければ確実にゴールへ近づく一歩目を踏める。時間とともに雑にはなっていったが、シュートは日本人ではそうみられないほどにレベルが高い。

 

FW 大迫 勇也 6.5

ドイツで言われるほど巧みなポストプレーはそれほどみせられず。ただ、日本代表において、図抜けた起点力があることは間違いない。それは、かつての本田と同等と言ってよく、その後の展開力では上回ってさえいる。

 

この試合で言えば、ロングボールに競り勝てる最前線がいるだけで大きな価値でもあった。泥臭い潰れ役もこなし、本当に「助かる選手」だった。

 

MF 倉田 秋(46分~)6.0

リードの場面で無理をせず、機を見られる選手。何本かいいパスも通し、役割を完全に全うした。

 

MF 本田 圭佑(65分~)採点なし

時間帯のわりに存在感はあった。が、何より今の状況でも腐らずチームに尽くせる点が、今回の招集であり、ミランでも完全には干されきらない本田の美点であると認識祭。

 

FW 岡崎 慎司(94分~)採点なし

1度あった決定機を逸。ミラクル岡崎も昨シーズンまでなのかもしれない。

 



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