明治安田生命J2リーグ 第8節
勝ち試合とも負け試合とも言い難い試合。
それにしても名古屋を攻略するにはハイプレスが一番、ってのは明々白々に過ぎるほどの事実。その意味で毎度耐え切る前半を凌げる力となっているワシントン、櫛引、楢崎が名古屋のコアと言えるのかもしれないですね。
フォーメーション&試合結果
徳島ヴォルティス |
0-0 2-2 |
2 |
名古屋グランパス |
採点(名古屋グランパス)
何かボンヤリとした試合だった。圧倒的に封じ込まれた前半、バタバタとした後半。
GK 楢崎 正剛 7.0【MOM】
淡々とナイスセーブを繰り返した。
徳島のハイプレスの影響もあり、フィードが安定しない部分もあったが、間違いなく彼が勝ち点を拾わせた。
DF 櫛引 一紀 6.5
いつもどおり堅実な守備。この試合では力強いハードな守備よりも、的確なカバーリングで守りを固めた。
DF 宮原 和也 5.5(~45分)
前半のみで交代。ただ、彼が特別悪いという印象もない。端的に攻め続けられた状況で攻守に存在感を発揮するには至らなかった結果でしかない。
DF 内田 健太 5.5
数は少ないものの、左サイドの攻撃を活性化させた。もちろん守備での物足りなさは間違いない。が、それが内田という選手でもある。
MF ワシントン 6.5
相変わらず安定したフィルターとして機能。
攻撃への関与は少ないが、驚異的な運動量とそれなりに安定した技術はJ2レベルのボランチとしては相当に優秀。
MF 田口 泰士 6.0
いつもどおり高品質なボールを幾度が供給したが、印象はやや薄い。特に前半はチーム全体の機能不全にも当然影響された。
MF 玉田 圭司 6.0
やや切れ味を欠いた。
持ち味であるキープもゲームメイクもいつもより一段落ちる。時にはっとさせる動きをみせたが、当然、もっとできるはず。
FW 永井 龍 5.0(~86分)
1得点はしたものの、2失点にも絡む。
1失点目は外から周る相手を見失い、マークが出来なかった。2失点目は自陣での彼のロストを発端としている。
そもそも、この試合では右のワイドとして仕事ができていない。サボっているわけではないが、主導権を握れない中ではほとんど機能しない。
実際に得点をあげているように一発の魅力はあれど…ストライカーにこだわる気持ちは分からないではないが、彼なりのワイドを極めるには道が長そうでもある。
MF 杉本 竜士 5.0(~45分)
完全に気合が空回りした。
例えば直線的に猛然とかけるプレスは気合十分だが、簡単にかわされ、マイナスでしかない。ドリブルは多少のアクセントにはなったが、不完全燃焼と言う他ない。
MF フェリペ・ガルシア 6.0
1ゴール、1アシスト。
が、試合全体をみれば、パスの精度が悪く、大いにチームのリズムを崩した。一発を決めるあたりはさすがと言えるが、コンディションを上げたい。
FW シモビッチ 6.5
この人の安定感は破格と言っていい。この試合でもいつもどおり起点となり続けた。
膠着状態でややロングボールが多くなるのは、シモビッチがいるからに他ならない。その点、うがった見方をすれば風間サッカーの完成を遅らせる異分子と言えなくもないが。
DF 古林 将太 5.0(46分~)
今シーズン初出場。相当に久しぶりの登場。
試合感不足かパスミスが目立ち、持ち味でもある豊富な運動量も活かしきれず。とは言え、彼自身がシーズンの第一歩を刻めた事実が大きい。
FW 八反田 康平 5.5(56分~)
入った当初はキレのあるプレーで瞬間、アクセントになった。ただ、時間とともに存在感は薄れていく。
MF 杉森 考起 採点なし(86分~)
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