紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

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【採点】【J2 11節】激闘 名古屋グランパス vs 京都サンガ

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明治安田生命J2リーグ 第11


前節の序盤が最高到達点の片鱗だとすれば、今節は現実的な到達点の片鱗だったと思えます。

 

言われたことを愚直に実行するというより、時に教えにないことを場面に合わせて自分の頭で考える。必ずしも高度なパスワークばかりではなく、自分たちのレベルに合ったパスワークや現実的な選択。

 

今節の名古屋は多少現実よりのプレーに比重があり、その分安定感を手に入れたようにみえました。

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フォーメーション&試合結果 

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名古屋グランパス

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1

0-1

1-0

1

京都サンガFC

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採点(名古屋グランパス)

京都は堅実で今の順位にいるチームではなかったのは確か。前線のオリスと堅い守備に手を焼いた。

 

GK 楢崎 正剛 6.0

41歳とは思えない反応で瓦解を防ぐ。

 

1失点は完全に壁の責任と言ってよく、ノーチャンスだった。何より直後の2失点目の危機となった1対1を素早い反応で防いだことが大きい。立て続けに2失点していれば相当に苦しかった。

 

 

DF シャルレス 6.5

名古屋の暴れん坊。

 

久しぶりの登場となった前節もそうだが、この試合でも試合がオープンになった終盤は気持ちが過剰に入った。結果、プレーが雑になる。猛烈な勢いでボールを奪いにいくが、博打的なチャレンジが多くなり、あわや、という場面も招いており、誉めがたい。

 

ただ、前半手を焼いた長身FWオリスの高さにうまく対応する器用さもみせる。後半は、高さでの勝負を諦め、ポジショニングで勝負を挑み、ファールを貰う作戦に切り替えたあたりは見事。 

 

DF 酒井 隆介 5.5

コンディション上昇中。

 

この試合では今シーズン最もフィットしていたと言っていい。ここ2節に比べて攻守にいくつか存在感はみせた。ただミスもまだまだ多いし、うっかり癖が顔(例えばボールウォッチャーのような)をみせることもある。

 

ポジティブにまだ上澄みがあると捉えているので、次節以降も期待したい。

 

 

DF 櫛引 一紀 6.0(~86分)

派手な活躍はないものの、堅実。

 

シャルレス同様にオリスの高さにやや手を焼いたが、概観すれば地味ながら安定はしていたと思う。

 

何よりこの選手は危機察知能力が高い。危険な場面を嗅ぎつけ、きっちり体を張って止められる。その能力が安定感につながっていると言っていい。

 

 

DF 宮原 和也 6.0

序盤、ほとんどゲームに絡めなかったが、後半は調子をあげた。

 

どちらかと言えば、自発的に試合に関与していくというよりも、使われることの方が多いため、スペースのある後半に存在感を増すことが多いのだと思う。

 

何かが尖った選手ではないが、技術もあり、攻守の力がそれなりにある宮原のような選手は、選手を活かし切る段階に至っていない今の名古屋にとって重宝であるのは間違いない。

 

 

MF 和泉 竜司 6.0

広範囲に動いて流れを作る独自のボランチ像を築きつつある。

 

が、もともとの強みであるキープ力が発揮されていないことが気になる。特に体を当てられてもキープ力を発揮する場面は昨シーズン頻繁にみられたが、今は皆無に近い。怪我の影響で踏ん張れないのでは、とも思える。

 

 

MF 田口 泰士 6.5

チームのメトロノーム。


小気味いいワンタッチで短いパスを出し入れし、チームのリズムを整える。ただ、あまりにショートパスが多いようには思う。長いパスを蹴れる能力があるだけに、時に大胆なサイドチェンジを混じえていいのでは、とは思う。

 

 

MF 玉田 圭司 6.5

ドリブル、キープ力と能力を遺憾なく発揮し、名古屋の中心としてプレーした。

 

 

よって、ゲームメイクという意味では申し分ない。ただ、決定的な場面の創出はあまりなく、最後の精度を欠いた場面もあった。作りはもっと田口に任せ、ストライカーとしての顔をもっとみせてもよい。

 

 

MF 田鍋 陵太 5.0(~45分)

有機的に試合に絡むことも出来なかったし、ミスも多かった。

 

なので、存在感はそれほど発揮できなかったが、如何にも試合感不足のプレー振りは、久しぶりの選手がみせる今季の名古屋お決まりの道筋でもある。よって気に病む必要はない。

 

 

FW 杉森 考起 5.5(~57分)

早い交代となることが多いが、5度目の先発は大きな期待の表れでもあるのだろう。

 

中央に近い位置に入った今節は、それなりにいいプレーもあった。ただ、当たりに弱く、中央の固い守備を切り崩す力強さはまだない。大げさに言えば、来季以降も見据えた育成枠と言ってもいいのかもしれない。

 

 

FW シモビッチ 7.0【MOM】

出来は並だったと言っていい。が、この展開での終盤の同点ゴールはやはり大きく評価すべき。

 

また、昨季に比べると技術力も上がっているように思える。長い足を駆使した吸い込むようなトラップはちょっと普通の選手では真似が出来ない。

 

 

FW フェリペ・ガルシア 5.5(46分~)

決定的な働きは出来ず。

 

下がってのゲームメイクは悪くないが、いつも通りパスの精度に課題がある。得点の嗅覚や、戦術理解など、悪くないものを持っているので、そろそろブレイクが望まれる。

 

 

FW 杉本 竜士 6.5(57分~)

いつもの突貫小僧。

 

同点弾は彼のサイドがきっかけだったので、一応の貢献はあった。が、気合の入りすぎによる弊害もあって、採点すればどうしても差し引きされてしまう。一発の魅力はあるものの、視野の狭さからか、ドリブルへの自信からか、自己のアピールからか、最善の選択が出来ないことが多い。


もう少し落ち着いて周りを見られれば、大化けもあり得る選手だけに大人になりたい。

 

 

MF 八反田 康平 採点なし(80分~)

 

 



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