AFCチャンピオンズリーグ2017 準決勝
フォーメーション&試合結果
浦和レッズ |
1-0 0-0 |
0 |
上海上港 |
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完璧な試合
率直に言って、浦和レッズは完璧な試合をしたなぁ、思う。
アウェーでの劣勢を思えば、かなり厳しい戦いを想像したが、ある意味で完勝と言っていい。選手個々の能力を足せば、確実に上海が上回るだろう。が、決して総合力で下回ったわけではない。押し込まれた展開は多かったが、浦和は完璧に作戦を遂行し切った。
しっかりと守りつつ、決して受け身になりすぎない。選手全員がやるべきことを共有していたと感じる。ボールを持たれても焦らず、取るべき時は取る、下がる時は下がる。意思統一された守りは効果的に機能した。ボールを持てばビビらず、しっかりとパスを繋ぐ。選手間の距離もいい。負ったリスクに見合うチャレンジは恐れず、実に合理的な攻撃だった。きっとU17日本代表はこんなサッカーをやりたかったんだと思う。
浦和の勝因
浦和の勝因はいくつかあると思う。
まず、埼玉スタジアムを赤く染めたサポーターの力はやはり大きい。間違いなく彼らは、選手に勇気を授けた。やっぱり圧倒的な人数、それが作り出す圧倒的な雰囲気ってのは大きいよなぁ。
そして、ハードワークと球際の競り合い。特に球際の競り合いは、今季のJ勢ほぼ全てにみられた特徴だ。ガチンコの競り合いは、Jリーグではあまりみられないが、ACLで対戦するチームは球際が激しい。競り合いに慣れないJ勢はそれだけで気圧されていたが、今季は明確に球際でしっかり競り合うことを徹底していた。この試合でもレッズは上海と五分で勝負できていた。
最後に上海の低調な外国人勢だ。特にフッキは焦りからか、強引なプレーが目立った。一発があるだけに恐さが無くなったわけではないが、浦和は相当に助かったように思う。もちろんアウェーの引き分けが大きな要因となっていることは確かだが、槙野のしつこすぎるディフェンスは素晴らしかったことは加えておきたい。
仮にこの日の出来が再現できれば頂点の可能性も高まる。が、一方でそうではないからリーグ中位を彷徨っているとも言える。もちろん、Jの代表として何が何でも戴冠してほしい。少なくともそれが期待できる一戦だった。
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【公式】ハイライト:浦和レッズvs上海上港 AFCチャンピオンズリーグ 準決勝 第2戦 2017/10/18