【感想】【ゼロックス杯】セレッソの強さとJ1の幸せ 川崎フロンターレ vs セレッソ大阪

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FUJI XEROX SUPER CUP


フォーメーション&試合結果 

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川崎フロンターレ

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2

0-1

2-2

3

セレッソ大阪

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取り戻した尺度

開幕を告げるゼロックススーパーカップ。春と呼ぶにはやや早いが、冬の恒例行事とも思わない。事実、この日は多少の寒のやわらぎも感じ、実に日和だったと言ってよさそうだ。

 

さて、名古屋のJ1復帰を真に実感できるのはまだ先ではあるものの、スーパーカップにしたところで、昨季とそれを観る心持ちは異なる。

 

浦和と鹿島が戦った昨季は、完全なエキシビションでしかなかった。名古屋が舞台をJ2に移したことにより、この2チームは我々と同じ舞台に立つチームではなかったからだ。よって、視点は必然、いちJリーグサポーターの目線を越えることはない。

 

しかし、今季は違う。名古屋グランパスはJ1の舞台に戻ってきた。すなわち今季、我々は名古屋グランパスという「J1における観戦の尺度」を取り戻した。今シーズン、名古屋は如何ほどに戦っていけるのか、そういう尺度だ。

 

その意味で、セレッソ大阪、川崎フロンターレという上位陣の戦いは興味深い。ゼロックススーパーカップというややエキシビション色の強い大会であっても、1年ぶりのトップリーグに名古屋が戻り、そう思える幸せは噛み締めたい。

 

 

コンディションの差

結論から言えば、2月初旬という時期を考慮すると、十分にレベルの高い試合だったと言っていい。

 

セレッソ大阪、川崎フロンターレ、ともに新戦力を加えているものの、ベースは去年と変わらないということが大きい。加えて、両チームともACLの開幕を間近に控えているということが仕上がりの早さのひとつの要因だろう。

 

とりわけセレッソ大阪のコンディションは良い。プレスの強度は強く、特に前半は、フロンターレに攻め手を失わせるほどプレスが機能した。運動量、体のキレは申し分なく、リーグ中盤以降かのような仕上がりだ。

 

一方で、フロンターレはそこまでの仕上がりはみせられなかった。ただ、開幕まで数週間ということを考えれば、十分ではないだろうか。確かにセレッソ大阪に比べれば、プレスは緩く、キレもそれほどではない。しかし、セレッソの仕上がりは、先の長いシーズンを考えれば、逆に心配になるほどで、多少の異常さがある。

 

ハーフタイムに中村、森谷を交代させていることをみても、開幕に向けていくつか試行している部分もある。川崎の出来は悪いと断じるほどのものでもなく、十分に許容範囲と言っていい。(ちなみにこの試合では交代が5人認められている。ただし、試合中の交代人数は3人で、フルに枠を使うならばハーフタイムに2人交代する必要がある。)

 

結局、2-3で終わった試合ではあったが、チームとしての差はもう少し大きく、そしてその差はほとんどコンディションの差のみであったと感じられた。

 

 

セレッソ大阪の強さ

勝敗の差はコンディションのみであった、と書いたが、それでもセレッソの強さは際立った。特に攻撃パターンの引き出しは多彩だ。カウンターを中心とするチームではあるが、様々な攻撃を仕掛けられる。

 

まず、前線の杉本、柿谷、清武の3人のコンビネーションだけで相手を崩せる。連携は既に熟しきっている。その上、テクニックの水準も高い。重点的にケアしたところで止められない部分もある。

 

仮に3人をケアできても、サイドから水沼や左右のサイドバックが上がってくる。もちろん、ボランチの山口、山村(もしくはソウザ)も攻め上がっては、決定的な仕事ができる。押し込んでからの中央の厚み、ミドルレンジからのシュート、サイドからのクロス。オーソドックスな武器はおおよそ備えていると言っていい。

 

そして、何よりいやらしいのは、加えてロングボールを武器にできる点だ。万能型の杉本、もしくは高さに強い新加入のヤン・ドンヒョンにシンプルに当ててロングカウンターは十分に効果的だ。事実、清武の2点目は、杉本の頭からアシストが生まれている。

 

仕上がりの早さはACLを本気で獲りに行っているという証左なのかもしれない。そして、今日の試合をみれば、獲れる可能性は十分にあると思わされる今季の開幕だった。

 

 



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