【採点&寸評】【J1 10節】悲壮感のない7連敗 名古屋グランパス vs 清水エスパルス

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明治安田生命J1リーグ 第10節


フォーメーション&試合結果 

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名古屋グランパス

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1

0-1

1-2

3

清水エスパルス 

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公私共にバタバタしていて、試合を溜めてしまった。需要もないだろうと思うがひっそりと消化していきたい。さて、まずは10節清水戦。先の結果まで分かっている試合を見るのも少々厳しいが、ざっくりと採点しておこうと思う。

 

 

試合概要

前半、守備の形はそれ程悪くない。ボールが回る時間もあった。同時に守備でのボールウォッチャーや、バイタルエリアにおけるアイデア、精度不足など、いつもの悪い癖も散見された。しかし、総括すればそこそこと言っていい出来ではあった。フェアにみても優勢であり、内容的に6連敗するチームではなかったように思う。

 

が、終了間際の失点。この展開は流石に6連敗を喫するチームだと言える。内容と結果が釣り合わないという部分は"負けているチーム"の脆さと言えるかもしれない。

 

しかし、残念なことに、この"負けているチームの脆さ"は後半により加速する。後半開始からジョーを投入した名古屋は清水を圧倒する時間が増大する。久しぶりに名古屋らしさが全開だったと言ってよく、攻撃の質は格段に上がった。やはりトップに起点があると"攻め方"が様になる。もちろん、調子が良ければ流動性を持ったパスワークという複雑な戦い方も機能する。が、悪い時はその"複雑さ"が時に首を締める。今の名古屋はシンプルに戦える芯が必要なのだと思う。

 

話を戻す。それだけ攻撃の質を上げておきながら、結果は1-3という完敗を表すスコアだった。清水にはフィニッシュの質があり、名古屋には無かったと言ってしまえばそれまでだが、内容とスコアがあべこべだろう、と思わずにはいられない気持ちもある。

 

内容は良い。だが、勝てない。最も手を打ちにくい状況が今の名古屋だという現実はなかなか受け入れがたい。

 

 

採点&寸評(名古屋グランパス) 

スターティングメンバー

GK ランゲラック 5.0

1失点目、3失点目はほぼノーチャンス。

 

が、痛恨となった2失点目は確実にセーブしておきたかった失点。ほとんど名古屋に傾いていた流れの中で唐突に突き放された失点であったという意味合いと、ペナルティエリア外からのミドルシュートで、セーブのチャンスはあったのではないかという意味合いで、痛恨だった。

 


DF 菅原 由勢 5.0

ボールウォッチャーが目に付く。

 

マークすべき相手を離す場面が散見され、脆弱な守備の一因となっているように思う。直接的な失点原因とならない場面も多いため、一見するとやれているようにみえなくはないが、そんなことはない。

 

酷使されていることが原因なのかどうかはわからない。が、序盤の輝きは確実に薄れ、凡庸なDFに成り下がっている。もちろん、高校生であることを考えれば、凡庸などと口が裂けても言えることではないが、彼はあくまでJ1チームのレギュラー選手なのだ。 

 

 

DF ホーシャ 4.5

久しぶりに復帰したが、評価は難しい。

 

まず、間違いなく言えることは、グランパスに彼は必要であるということだ。サイドから入るボールを予測してペナルティエリアから掻き出す能力は最も高いし、上背による競り合いも貢献度が高い。そして、特徴である強い縦パスは攻撃で大きな武器になり得る。

 

が、この試合では1失点目、3失点目の大きな要因となってしまった。前者では、北川に翻弄され、ゴールを決められた。後者では鄭大世のマリーシア(ボールが来る前に転ばされてしまいファールとならなかった)にまんまとやられ、ゴール前で決定的な2対1の状況を作らせてしまった。ゴールを決め、幾らか取り戻したが、差し引きではマイナスと言わざるを得ない。

 

よって、採点はかなり低いが、彼の復帰は名古屋の力になることだけは繰り返しておく。

 

 
DF 櫛引 一紀 5.5

不器用ながらも左サイドバックをよくこなしている。

 

右の宮原のような器用さはなく、相変わらずぎこちなさは残る。が、意外に高いクロス精度は顕在。優勢となった後半は上がりも活発化し、十二分とは言えないまでも、攻撃で貢献することができている。

  

 

MF 宮原 和也 6.0

引き続き好調と言える。

 

攻守にキレのある動きをみせ、プレー精度は高い。加えて運動量もあり、負けているチームの中にあって突出した安定感を誇る。ただ、使われて輝くタイプだけに結果を出すにはチームの好調も必要だろう。

  

 
MF 小林 裕紀 5.5

前半は目立たずも、後半、攻勢の起点となった。

 

特に後半にみられたロングカウンターからジョーに通った鮮烈なロングパスはまさに彼らしいプレーで、正確なパスとポジショニングでチームに流れを生み出せる。反面、前半はその特徴はあまり目立つ場面がなかった。むしろ攻撃参加で定位置を留守にしたスペースを突かれる裏目が目立ったように感じる。

 

使う側選手でありながら、チームの流れに大きく影響を受けてしまうことは、小林の弱みのひとつのように思う。

 

 

MF 長谷川アーリアジャスール 5.5

彼の良さも悪さもあった試合。

 

時に雑にみえるような強引なドリブルや縦パスで状況を打開しようと試みた。結果的に決定的な仕事にはならなかったが、彼の良さでもあるし、このチームでは無二なアクセントとして機能していると評価したい。もちろん、結果に繋がらなければ本当の意味で評価することはできないが。

 

 

MF 内田 健太 5.0(~70分)

攻撃によく関与したが、試合勘不足か精度は悪い。

 

左サイドから何本かクロスを入れたが、チャンスに繋がることは少なかった。また、トラップの乱れや、守備の勘所の鈍さなど、試合勘が足りてないように見受けられた。素晴らしいロングシュートは一本あったが、チームの流れを断つミスの印象がより強い。

 


MF 和泉 竜司 6.0(~81分)

調子はなかなか良さそうだ。

 

持ち前のキープ力やドリブル突破を随所にみせ、好調時のパフォーマンスに復帰した。チーム全体が回りだせば、間違いなく活躍できる器なだけに、早く発掘されてほしい。

 

 

MF ガブリエル・シャビエル 6.0

コーナーから1アシストも、決定的な仕事ができなかった。

 

流石のテクニックみせる場面もあり、彼自身の調子は悪くない。ただ、チームがその力を活用し切れていないという表現が正しいように思う。昨季J2のような無双は難しくとも、抜けた実力を持つ外国籍選手であることは間違いない。

 

 

FW 佐藤 寿人 5.0(~HT)

いつもどおり積極的だが実行力に乏しい。

 

トップの一角として先発したが、起点には成り切れず。昨シーズンのようにチームの歯車として機能していないというより、チーム自体が機能していないため、彼だけの責任とは言えない。とはいえ、使われて輝く選手だけに、昨シーズンからなかなかに居場所が見つからないことも確かだが。 

 

 

途中交代

FW ジョー 6.0(HT~)

後半開始からの猛攻は彼が入ったことが大きい。

 

攻撃に起点が出来たことで全てが好転した。前半の出来は決して悪すぎたわけではないが、後半こそが名古屋の真骨頂と言える。

 

ただ、彼自身は不発で、幾本か放ったヘッドには力がなかった。もちろん、クロスの悪さもあり、ジョーのみの問題ではないが、それすらも超越した活躍を求められているのも事実。稼働率も含め、今のままではシモビッチで十分だったという結論が出されても仕方がない。

 

秋山 陽介 5.5(~70分)
精力的に動いたが、決定的な仕事はできなかった。ただ、チーム自体が機能していたため、秋山も一員としてスムーズに試合に入れていた。


押谷 祐樹 採点なし(~81分)

 



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