明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第9節
【マッチプレビュー】
連勝って言葉はここ最近耳にして無いっスね。あ、いや、ここ最近っつーか、今シーズン、未経験なんでしたっけ?すんません、トンネルが長すぎて昔のことは忘れちゃったみたいっス。
え、レッズですか?Jリーグ首位だったり、ACLのグループリーグ突破したり調子いいんでしょ?いや、それぐらいしか知らないっスよ。だって、ほら、格差社会じゃないっスか?オレらと住む世界違うっつーか、うん。なんか、昔はあっちの世界にいたような気もするんスけどねー。
そういえばダイアモンドってどこいったんスかね?あ、関係ない?
フォーメーション&試合結果
浦和レッズ |
1-1 3-0 |
1 |
名古屋グランパス |
「本当に何もない」浦和美園駅
埼玉スタジアム2002の最寄り駅である浦和美園駅は、本当に何もない。味の素スタジアムがある飛田給駅も「何もない」とは思ったが、少なくとも「町」があった。ここ浦和美園は「町」がないのだ。
何もない駅から、周辺に更に何もないスタジアムまで徒歩15分。この立地で、なぜ駅徒歩3分のようなアクセスにならなかったのか?その上、駅前から出ているバスは100円とはいえ有料。なんだか全体的に「埼玉クオリティー」と言わざるを得ない。
<忽然とスタジアム>
さて、ここまで散々貶してしまったが、スタジアムは素晴らしい。というか、やっぱりサッカー専用スタジアムは良い。今回は、ビジター自由席を購入。いわゆる名古屋側のゴール裏。不覚にもキックオフに間に合わず、5分ぐらい遅れてしまったのだけど、ゴール裏は盛況だった。ほとんど席が残っておらず、見つけた席は、最後方から7列目あたり。
<昔の国立のようにゴール裏も見やすい>
高さもあるので、状況の把握が容易。トラックがないので、後方の席でも十分近く感じられる。こりゃ、今後埼玉スタジアムで観戦するなら自由席で十分満足できるな。
今シーズン初の「完敗」
試合は完敗と言って差し支え無いだろう。浦和は明らかに2ランク以上レベルが上のチームだった。浦和のダイレクトパスやサイドチェンジに対応できなかった。そして攻撃のバリエーションが乏しいのも今までどおり。
今シーズン、負けがこんでるとは言えここまで「完敗」は無かったように思う。敗れた時も戦えている時間はそれなりにあった。それは、今のグランパスが「そこそこの攻撃」と「そこそこの守備」を備えている証左とも言えるだろう。
攻撃では、シモビッチ、永井、田口らは「個」として勝負できる質を備えている。一方の守備では「ある程度」組織だった守備が出来る。だから1ランク上ぐらいの相手では惨敗しない。
では、浦和のような選手の質、戦術でも大きく上回る相手と戦うにはどうすればいいのか。いや、そもそもいい勝負はするが、レベルが同等のチームにも勝ち切れないのはなぜなのか。原因は戦えている理由である「そこそこの攻撃」と「そこそこの守備」にあるように思う。
戦術を絞り込む時期では?
小倉監督のインタビューを読めば、ロングボールやカウンターは一つの手段であって、固執しているわけではない、と言っている。これは、何でもできるチーム、ゴールの可能性が高い最適な判断が出来るチームを理想としているという意味だと理解している。
ボールを持てる時はポゼッションし、コンビネーションを駆使して相手を崩す。ロングボールが最適ならば、躊躇なくロングボールを放り込む。変幻自在にプレイする理想のスタイルだ。
が、現状では全てが中途半端に思える。理想は分かるが、今のメンバーで果たしてそれが出来るのか。勝てている間はまだいい。理想を追いかける余裕がある。しかし、今の状態では泥沼に落ちる一方だ。
そろそろ「そこそこ」を捨て、カウンターという「突出」した武器が必要な時期に来ているのではないだろうか。「そこそこ」では勝てないと、ここまでで学んだはずだ。
幸い、名古屋には高さのシモビッチ、速さの永井、パスが出せる田口というカウンター向きの選手が揃っている。守備ラインに高さもある。プレミアで首位を走るレスターでさえ、理想のサッカーをしているわけではない。
小倉監督には、今いる選手の質を現実的にみつめ、手遅れになる前に決断してもらいたいところ。
あとがき
いやー、埼玉スタジアムいいっスね。実は自分、生まれも育ちも浦和でして。地元なんですよね、実は。 なんで名古屋応援してんの、って?いやー、自分天邪鬼なんで。
勝てませんねぇ、なかなか。 これまで出来ていたことも出来なくなってきているようにも思えます。GWは残りホーム連戦。現地には行けませんが、いい結果が出るようテレビの前に陣取る予定です!
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