紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

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【J1 1st 14節】平凡な2チーム 湘南ベルマーレ vs 名古屋グランパス(採点)

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明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第14節


【マッチプレビュー】

名古屋の試合はなかなか勝利というご褒美をいただけないので、ここ最近代表やACLに浮気してました、ごめんなさい。

 

調べてみれば5/4マリノス戦以来、勝利という美酒から遠ざかっております。ただしこれも運がだいぶよかったよなー、という記憶が。

 

前節のショッキングな逆転負け、ミッドウィークのナビスコ大敗。いや、マジでヤバイかもしれねー。 

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フォーメーション&試合結果 

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湘南ベルマーレ

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2

1-0

1-1

1

名古屋グランパス

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気持ちで劣った名古屋

中位以下のチームが激突した戦いだった。事実、中位以下のチームが戦っているのだが、そうではない。試合内容の話である。凡戦という意味で言っている。ミスが多い。攻撃にも守備にも見るべきところが少ない。熱戦には程遠い、緩い試合。

 

しかし選手は手を抜いている訳ではない。一重に「気持ちの向き」だろう。絶対に勝ってやる、ではなく、負けたくない。重心が後ろに寄っている。1ヶ月近く勝利から遠ざかる名古屋とホーム未勝利の湘南が戦えば、こういう試合にもなる。

 

試合を俯瞰して見れば、互角と言ってよい。どちらも同じ程度に勝てるチャンスがあった。それでも湘南が勝利を引き寄せたのは、これも「気持ちの向き」なのだと思う。

 

ホームなのだ。試合が終盤になるにつれて、湘南に「勝たなければ」という気持ちが見え始めた。一方で名古屋にはそれがなかった。勝負を決めたのは要因をいささか情緒的に語れば、このようになる。

 

凡戦を見る

さて、試合の内容をもう少し見ていきたい。名古屋は、攻撃的な中盤に安田、田口、野田を並べる。ダブルボランチに明神、イ・スンヒ。ボールを持てる選手が多いことを考えれば、攻撃の起点は多い。また、守備的なボランチを2枚並べることで後方は安定感が増す。

 

結果的にそれらは機能したとは言いがたい。確かに起点は増えたが、起点だけでは攻撃は完遂しない。受け手がいなければボールは進まないのだ。攻撃陣は起点にもなり、受け手にもなる必要があったが、受け手の動きが不十分であったように思う。

 

また、守備は前半のみ機能した。サイドに追いやり、人数をかけてボールホルダーを囲い込む。出来は悪く無い。前半の失点は相手のミドルシュートを武田がファンブルしたボールを詰められた。守備陣に責任が無いとは言わないが、武田の責が大きい。

 

一方で湘南がそれ程脅威だったわけではない。下位に沈むチームだけに勢いがない。次から次へ選手が飛び出してくる運動量豊富な攻撃は影を潜めた。プレスのアプローチは早いが、相手の調子を狂わすまでには至らない。

 

名古屋にしても湘南にしても、プレーに迷いがある。それが一歩を遅らせ、流れを澱ませ、スタジアムの熱気を奪う。勝てていない2チームであることが如実にあらわれる。

 

後半の早い時間帯で同点に追いついた名古屋だが、相手ディフェンスラインでイ・スンヒがボールをかっさらい奪ったゴールである。特筆すべき点もない幸運な得点なので詳しく言及はしない。

 

最終的に名古屋は81分に失点して敗北する。失点は気の緩み以外の何物でもない。直接的には古林がマークを怠ったためだが、それ以上にこれだけ終盤にまくられる事実を軽視すべきではない。後半の守備の緩みは目も当てられない。体力的、というより精神的な問題のようにも思える。

 

色々と手は尽くしていることは理解できる。しかし、監督の引き出しが少ないと見ることもできなくはない。そろそろショック療法を、と考える上層部が出てきてもおかしくはない。

 

採点(名古屋グランパス)

GK 武田 洋平 4.5

終始キャッチングが不安定。失点は難しいバウンドなのは理解するが、弾き方が悪すぎる。

 

DF 竹内 彬 6.0

調子は良かった。前に出てのチャレンジングな守備も悪くなかった。

 

DF 大武 峻 5.5

良くも悪くも存在感がなかった。

 

DF 矢野 貴章 5.5

守備も攻撃も顔を出す回数は多かったが、どちらもクオリティが物足りない。
 

DF 高橋 諒 5.0

攻撃時の選択肢が少ない。前半のみの交代も理不尽とは言えない。
 

MF イ・スンヒ 6.0

値千金の同点ゴール。前半の守備は合格点だが、後半はそうとは言えない。ただし、チーム全体の守備が機能していない場面も多く、一人の責には出来ない。

 

MF 明神 智和 5.5

スピードに弱いのはいつものことだが、奮闘はしていた。それなりに効いていたが、穴になることもある。ある意味で諸刃の剣。

 

MF 田口 泰士 6.0

トップ下の方がゴールへの脅威が増すが、デメリットも多い。ゲームのコントロール力は明確に落ちる。そして、運動量やプレースタイルの関係上、シモビッチが孤立することも多い。

 

MF 野田 隆之介 5.5

後半になるにつれ調子を上げたが、運動量、起点としての働き、共に物足りない。

 

FW シモビッチ 5.5

高さが脅威だが、高さだけが脅威とも言えるプレーしか出来なかった。

 

MF 古林 将太 5.5(後半開始投入)

逆転弾の際は油断からマークを外した。ただ名古屋の一番の武器であることは確か。

 

FW 磯村 亮太 4.5(65分投入)

投入され、ミスだけした。

 

MF グスタボ 採点なし(82分投入)

 

あとがき

いや、なんかね。しんどいっす。試合終了後、小倉監督のインタビューを聞くのもしんどいっす。雰囲気の良かったチームが今は上手くいっているのだろうか。

 

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もう、上昇気流に乗る手が無いようにも思えるんだけど、監督交代も悪手としか思えない。ほんと、手がない閉塞感からしんどいっす。。。

 



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【ハイライト】湘南ベルマーレ×名古屋グランパス「2016 J1リーグ 1st 第14節」