守備に特色をみせる中盤の選手を総括してみたい。
シーズン評価(守備的ミッドフィルダー編)
イ・スンヒ 6.5(29試合/0得点)
個人的なMan Of the Seasonが彼であることは断言できる。彼の個人的な力による怒涛の守備力がなければ、名古屋の終戦はもっともっと早かった。
ただ、個人の範囲で見れば活躍と言えても、チームとして見れば悪目立ちだったと言えなくもない。もちろん試合にもよるが、組織的に守れていれば、ここまで彼の奪取が目を引いただろうか。ある意味で今シーズンの名古屋を象徴する選手なのかもしれない。
明神 智和 4.5(9試合/0得点)
本来であれば、試合を終わらせるようなストッパーとして使われるべきだった。が、このポジションの層の薄さから、イ・スンヒと同等の活発さを求めざるを得ない試合もあった。その場合においては、元日本代表と言えど流石に荷が重い。
もはや11人の明神が居れば、とトルシエに言わしめた頃の彼ではない。ピッチ外の貢献はあるのだろうが、少なくともピッチにおいては、若手を起用した方が有用だったかもしれない。
扇原 貴宏 4.0(2試合/0得点)
出場した2試合は我々に確実に希望を与えた。
あるいは彼の離脱がなければ、降格しなかったのかもしれない。しかし事実として貢献はほぼ無く、評価できることはほとんどない。これで逃げられれば、名古屋は保釈金を支払っただけの慈善事業でしかない。
あとがき
こうやって振り返ってみれば、ポジションが下がるにつれて層の薄さ、質の足りなさが顕著になります。守備の人が不足していることなんて、開幕前から誰が見ても明らかではありましたが。失点数がワースト3に数えられることは妥当かと思いますね、改めて。
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