DAZN ニューイヤーカップ 沖縄ラウンド
ついに2017シーズンが始まりますね。その先駆けとなる恒例のニューイヤーカップ。今回は冠に「DAZN」と刻まれています。
FC琉球というこれまでほとんど見たことのないチームも興味深いものの、何よりDAZNの実力如何に、ということが重要な試合です。そのあたりも含め、少し感想を書いてみました。
試合結果
ジェフユナイテッド千葉 |
0-2 1-1 |
3 |
FC琉球 |
チーム以前の千葉
当然、比べればFC琉球がより高いモチベーションで挑んだのかもしれない。しかし千葉の敗因はそれではない。チームの完成度は琉球の方が随分と高かった。敗因はそれが全てと言っていい。
現状の千葉はチームと呼ぶにも怪しい。攻撃の経路や、守備のハメ所、そういう基本的な回路が見えてこない。形になるには相当な時間が必要に思う。現時点では雑多な個人の集団でしかないと言っても言い過ぎではない。
ただし、この敗戦を千葉が気に病む必要性は皆無だとも思える。ハーフタイムに8人の駒を入れ替えた指揮官は、その行動を鑑みれば戦術の浸透以前の行程だと計画済みであるはずだ。
加えるならばサイドチェンジを多用するスタイルが興味が深い。今は機能はしていないし、薄皮のような定着度の戦術ではあるが、Jには有りにくいスタイルが完成すれば新風が吹く可能性はある。もちろんサイドチェンジを得意としない日本人に植え付けることができれば、という高いハードルは存在するが。
一方のFC琉球は悪いチームではなかった。が、恐らく千葉が腰を据えて戦えば負けるチームではない。
パスを繋いでいく攻撃のスタイルは一定以上の完成度を誇り、綺麗にパスが繋がっていく場面も多い。ただ、受け身に立った時に脆さを見せ、あっさり決定的な状況を作られることは気になる。
以上、2チームの印象を簡単に語ったが、やはりプレシーズンはプレシーズンでしかないという印象は強い。シーズンに際しては何の参考にもならないという結論に至る他ない。もちろん身も蓋もない結論ではある。
いや、プレシーズンとはそもそもそういうものなのだろう。とにかく観戦者としては開幕の息吹に触れられたことが何より楽しい、そう思えれば良いものなのだと思う。
初DAZN
さて、話をDAZNに移す。
正直なところ、千葉や琉球といった他チームの準備状況より、名古屋戦の観戦準備状況の方が重要さとしては比較にならない。
この試合、見逃し配信で見たものの、実は見るに耐えず絶望の淵まで持って行かれた。が、いくつか調べてみるとブラウザとの相性もあるらしい。
当初グーグルクロームで見ていてカクつきが1秒毎に発生し、あげく3分ほどで1番最初まで引き戻されるという現象に遭遇していた。それをIE(インターネットエクスプローラー)に変更した途端、ほとんどカクつかなくなった。
詳しくはこちらのブログに詳しい。もし同様の事象の方があれば試してみる価値はある。
(松本山雅サポーター様に感謝!)
それにしてもテレビというサービスのなんと便利なことか。何も考えず、チャンネルを合わせるだけで高品質な中継が堪能できていたことを思い知らされる。
また、環境という面だけではなく、コンテンツとしての質も現時点ではスカパーに軍配は挙がるように思う。やはり10年目ともなるとコンテンツとしてもそこそこに成熟していたのだな、と思う。
恐らく中継の距離が近すぎることは競技場の問題だろう。が、フォーメーションやメンバー表、画面に映っている選手の名前表示がないことは単純にこなれていない。スカパーオンデマンドにあったリアルタイムのスタッツ表示は開幕までに対応されるのだろうか。気軽にテレビへ表示できるゲーム機の対応もまだだ。
解説、実況は極々普通で、こちらは問題ないかもしれない。ただし、開幕後の試合数過多となったときの供給力は分からない。
いずれにせよ我々に選択権はない。徐々に改善されることを願う他ない。なんだか人質を取られてしまったようにも感じなくもない。
巨額の放映権と引き換えになったものはサポーターに押し付けられた不便利と思えなくもない。
あとがき
あまりにカクつき、ろくに観戦できなかった時は本当に泣きそうになりました。いや、リアルに。
が、少なくとも見逃し配信は視聴することはできそうです。リアルタイム配信もその後のマインツーケルン戦を見た限り、稀にカクつく以外は問題がありませんでした。
本当に祈るようにDAZNにすがっていますが、なんでですかね?こちらはお金を払ってサービスを受けているのに。コンテンツの「独占」という言葉にこれほどネガティブな煽りを受けたのは初めてかもしれない。
まあ、DAZNは強い改善の意思を示してくれているし、我々は小さな声を挙げつつ、ひたすらについていくしかないですね。
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