明治安田生命J2リーグ 第12節
ひと言で凡戦と言っていいと思います。流動性が薄く、試合が動くような気配は相当に少ない。連戦の疲れ、とみれば妥当な気もします。
見る方としては、浅い進捗にややマンネリを覚えないとは言えない試合でもあったように思います。さて、これも観戦者としての連戦の疲れなのか。
フォーメーション&試合結果
モンテディオ山形 |
0-0 0-0 |
0 |
名古屋グランパス |
採点(名古屋グランパス)
山形の守備組織は相当に完成度が高かった。名古屋は完璧にハメられた。一方で名古屋の守備は甘い。よって、CBだけでは対応しきれない場面も多々みられる。
GK 楢崎 正剛 6.0
活躍の場は少ない。
重箱の隅をつつけば、少し逃げのロングパスが多かったか。
DF シャルレス 6.0
相変わらずアクの強い存在感。
それは力強い圧力で果敢にボール奪取をチャレンジすることによる。ただ、この日はボールを奪いきれないことも多く、諸刃の刃になりかけていた。
DF 酒井 隆介 6.0
攻守に安定感増す。
積極的に攻め上がり、攻撃に絡んだ点は、彼の持ち味が発揮されてきたとみていい。ポテンシャルが発揮できるコンディションにはなってきたと思ってもいいだろう。仮に物足りなさがあるのだとすれば、それはもう彼本来の姿だろう。
DF 櫛引 一紀 5.5
序盤戦の勢いはほぼ無い。
ただ、それほど目立つ活躍はないとはいえ、堅実な守備はみせた。一方で攻撃面では、幾度か弱々しいパスを奪われることもあり、貢献度はいまいちと言える。やはりセンターでこそ活きるのだと思う。
MF 和泉 竜司 6.0
早い時間帯に交代となったが、悪くはなかった。
何よりここ最近みられなかった彼の持ち味である粘り強いキープ力を発揮出来ていた。コンディションが上がってきているとみていい。
MF 田口 泰士 5.5
リズムを作りきれなかった。
山形の守備がかなりハマっていたとはいえ、司令塔としては工夫がほしい。いつもどおり細かいパスの出し入れはあったが、パスコースが少なく、判断に時間がかかった。それなりにロングパスで打開を図る場面もあったが、精度を欠いた。
MF 内田 健太 5.5
攻守にピントがずれているような印象。
左サイドを突破し、幾度かチャンスは作ったものの、今一歩精度に欠ける部分も。致命的なミスではないが、守備でも集中力を欠いたような場面が見受けられ、やや精彩を欠いた。
MF 宮原 和也 5.5
集中力に欠ける。
攻守に安直なミスが多く、差し引きすればややマイナスの印象。いつもどおり後半に調子は上げたものの、連戦の疲れからか効果的ではなかった。
MF 玉田 圭司 6.5【MOM】
引き続き好調をキープ。
ボールを引き出してはドリブルでボールを運んだ。ただ、最後の場面で精度が足りず、決定的な場面は少ない。
とはいえ、前線で彼がボールをキープすることでチームは相当に助かる。一方で彼への依存度が増しつつあることはチームに良いこととはいえない。攻め手に欠ける場面における困った時の玉田頼みは、チームが回っていないことを示す。
MF 八反田 康平 6.5
前半の途中から和泉とポジションを替えてボランチの位置に入った。
手詰まりとなっていた田口をフォローし、パスコースになった。それにより攻撃が回り始め、いい流れを呼び込むことに成功した。
FW シモビッチ 6.0
チャンスは数えるほど。
いつもどおりボールを収めて前線の起点となった。この試合はこれまでと異なり、ゲームのつくりの部分にはそこまで関与せず、裏を狙う動きもやや多い。どちらが良いというわけではないが、何らか役割に変化があったのだろうか。
FW フェリペ・ガルシア 5.0(46分~)
仕事は殆どできなかった。
積極的なチェイスで献身性はみせたが、ミスパスが多く、攻撃面の貢献はなかった。減らないミスは試合感からなのか。一度我慢して使い続けてもいいような気はする。
FW 杉本 竜士 6.5(57分~)
一定の存在感はみせた。
相変わらずの突貫小僧だが、もう少し駆け引きを覚えるべき。突撃して玉砕することも多く、見ている方もやや疲れる。
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