アジア・チャンピオンズリーグ ラウンド16 第1戦
日本から3チームが進出しているACLラウンド16。川崎、鹿島、浦和、めでたいですね。
毎年ACLは楽しい。このためだけに月額払う価値はあると思ってます。まあ、間違いなく割高だけどね。
今年もグループステージから見てるのだけど、なかなか記事には出来ず。心機一転、ラウンド16ということで感想書きます。
フォーメーション&試合結果
ムアントン・ユナイテッド |
1-0 0-3 |
3 |
川崎フロンターレ |
ムアントンと川崎
タイのクラブというと与し易いと思いがちだ。が、このムアントンというクラブはなかなか悪くない。
ひょっとすると技術レベルはJの平均を上回る。グループステージで鹿島を撃破したことはフロックではないだろう。
一方の川崎はグループステージ無敗とはいえ苦戦と表現していい。何しろ序盤の4戦は全て引き分けだ。当然負けなかったというより勝ち切れないという言い方が正しい。
ACLの捉え方
ラウンド16の初戦、1-3で快勝したとはいえ、内容は悪い。いや、戦い方が悪いと言った方が正しいか。
この日の川崎、いやグループステージを通して、川崎はACLをリーグの延長と捉えているように思う。良くも悪くもいつもの川崎だったとも言える。
総じて小柄で、技術力のあるムアントンと同じ個性を持ったチームはリーグには存在しない。であれば、Jリーグと戦い方を変える、というより変わる方が自然ではないか。
例えば代表がアジア予選とワールドカップを同列に見ないということに近いかもしれない。この2つの戦いで代表はベースを維持しつつ、チームに多少以上の細工をほどこす。
全く別のチームではないが、やはり違うチームなのだ。舞台が変われば勝つためにチームをカスタマイズする。ACLにはそれが必要である。
話を戻す。ACLは明確にJリーグの延長ではないと捉え戦うべきだという話だ。個人的にはACLを勝ち上がるということはここがスタートだと思う。
例えば浦和の戦い方はACLとリーグでは異なるようにみえる。球際だったり、リスクヘッジの仕方だったり細部にいつもの浦和と異なる雰囲気を感じる。
補強にしてもそう言える。国内コンペティションだけみれば、今季の浦和の補強はやや過剰に思える。もちろん単純に実弾が増えたという事実は確かにある。
が、ACLを国内とは別個の大会と捉えた場合、戦力は過剰とは言えない。なぜならACLで目線を合わせるべきはJリーグではなく、中国超級リーグなのだ。明確に大会を区別した場合、必然そうなる。
準備の出来ている浦和、リアクションサッカーが巧い鹿島はACLを戦い抜く前提が出来ている。
川崎は勝ち抜けるのか
ここまで川崎はACLをリーグの延長としか見ていない、と長々話してきた。
よってこの記事の結論は当然、川崎がベスト8以降を勝ち抜くことは厳しい、ということになる。
早々に敗退したガンバは相変わらず己の道を求道して敗れた。川崎にも間違いなくその気がある。
が、もちろんその予想を裏切ってくれることを期待はしている、とは言っておく。
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Muang Thong United 1-3 Kawasaki Frontale | ACL 2017 | ムアントン 1-3 川崎フロンターレ