紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

グランパスと日本代表を愛するサッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録。

【採点】【J2 27節】強い…のか? 名古屋グランパス vs 松本山雅FC

f:id:hal_2008e:20160404012633p:plain

明治安田生命J2リーグ 第27


前半、得点を獲るまではほとんどチャンスを作れず、完全に松本のペース。一転、後半は相手を死に体に追い詰めるほどの圧倒。前半、どこかのピンチで失点していればこの完勝劇はなかった。

 

そう思うと今の名古屋の強さに確信が持てない。得点力はある。ただ、守備力はない。強いチームというものが堅守に支えられている、というのは、どの国でも、どのリーグでも間違いのない真実。

 

風間サッカーとはこういうものだ、ということは分かってはいる。が、果たして名古屋は常勝に向かっているのだろうか?疑問が無いとは言い切れない。

【スポンサーリンク】


フォーメーション&試合結果 

f:id:hal_2008e:20170814115719p:plain


名古屋グランパス

f:id:hal_2008e:20160227201730j:plain

5

2-0

3-2

2

愛媛FC

f:id:hal_2008e:20170814115701p:plain


採点(名古屋グランパス)

序盤はほとんど持ち味を発揮出来なかった。が、後半は相手が死に体だったこともあり、やりたい放題。各選手の特長が大いに輝いた。

 

GK 楢崎 正剛 6.5

無用なファンブルもなく、フィードも悪くない、安定したプレー。

 

セーブ機会はそれなりにあったが、正面をつくシュートが多かった。が、正面でキャッチ出来るということは、正しいポジショニングを採っているということでもあり、流石の安定感と言うことも出来る。

 

 

DF 新井 一耀 6.0

合流直後のプレーとしては及第点と言っていい。

 

完勝とは言えないが、それなりに高崎を抑え、交代に追い込んだ。ただ、やや安定感に欠けるプレーが散見されたことは気になる。高さは期待できそうだが、盤石のセンターバックというには今のところ力が足りないように思う。

  

 

DF イム・スンギョム 5.5

再三攻め上がり、攻撃に関与した。

 

特に2点目を奪って以降は、サイドを駆け上がり、前線にまでよく顔を出した。なるほど、実は攻撃に特徴がある選手だったのかと気付かされた。しかし、守備では相当に危ないパスミスも冒しており、本業では未だ信頼出来ない。

 

 

DF 宮原 和也 5.5

良くも悪くも目立つような活躍はない。

 

前節同様、無茶に攻め上がることもなく、守備に重点が置かれていたようにみえる。宮原の特長といえば、滑るように突破するドリブル。しかし、それがほとんどみられない。器用で使いやすい選手であることは認めるが、彼の良さは引き出されていない。

 

 

MF 小林 裕紀 6.5

攻守にいぶし銀のプレー。

 

よくボールに絡み、地味ながら良いパスを供給した。攻撃のスタート地点として機能しており、ようやく彼の持ち味が発揮されてきたように思う。また、守備でも気の利いたポジショニングがあり、ピンチの前の更に前のような段階で幾度か潰した。

 

 

MF 田口 泰士 6.5

高性能なチームの一部品として整ってきた印象。

 

決して悪い意味ではない。相変わらず随所に素晴らしいプレーはある。ただ、流れるようにプレーが連続するためあまりに自然すぎるのだ。チームを構成する一部品として完成されてきたため、目立たなくなってきたと言った方がいい。

 

 

MF 秋山 陽介 6.5

前節よりも更に持ち味を発揮した。

 

何より多少の余裕を持ってプレー出来ていた。その分、愚直だった戦術の遂行から一歩はみ出したプレーも幾度かみせ、有機的に攻撃に絡んだ。体の使い方が上手く、ボールもキープ出来る。堅実で早くも信頼を持てる。

 

 

MF ガブリエル・シャビエル 7.5(~90分)【MOM】

この試合は彼で決まったと言っていい。

 

1点目のオウンゴール誘発、2点目のプレアシスト、3点目は自らゴール、4点目をアシスト。得点場面のほとんどに絡んでみせた。

 

右サイドの突破、もしくは大きな展開、切り込んでスルーパス、スペースに走り込んでシュート、自由させれば変幻なプレーで手に負えない。また、小柄ながら体幹が強く、キープ力もある。その上、これだけのテクニックがありながら、ボールを持ち過ぎることもない。加えて運動量も素晴らしく、彼のプレスから得点に繋げる流れさえある。

 

べた褒めに褒めたが、名古屋は彼で蘇ったと言っても言い過ぎではないと思っている。マークがキツくなってくる今後、果たして存在感を示し続けられるかが名古屋の順位に直結する。

 

 

MF 青木 亮太 6.5

今節もキレのあるドリブルで1ゴール1アシスト。ただ後半は息切れの様子でミスが増えた。

 

シャビエルとの右サイドはJ1クラスと言っていい破壊力。青木も尻上がりに調子を上げている現状、名古屋の右サイドはそうそう抑えられるものではない。

 

 

MF 佐藤 寿人 6.0(~71分)

らしい2得点。

 

どちらもイージーなゴールに見えるが、居るべきところに居る、それが彼の真骨頂だろう。相変わらずチームの中で効果的にプレー出来ているかと言えば出来ていない。が、今日のようにゴールを奪い続ければ、新しい役割を生むことが出来るかもしれない。

 

 

FW シモビッチ 6.5

名古屋のアンカー。

 

ポジションでいうところのアンカーではなく、彼がトップに張り続けることで名古屋は安定する。かつての驚異的な高さは目立たなくなったが、チームの高性能部品として安定したプレーを継続して続けている。

 

 

FW 和泉 竜司 5.5(71分~)

アピールのための気負いがあったか。無理なプレーも多かった。

 

FW フェリペ・ガブリエル 採点なし(90分~)

彼の立ち位置は相当に難しい。悪い選手ではないが。

 



 ■ブログランキング■

にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスエイトへ
【気が向いた時にでもポチってください】