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明治安田生命J2リーグ 第31節
田口不在はやはり大きい。後出しでしかないが、シャビエルのボランチ起用など、何かしら打てる手があったようにも思う。
2位争いという意味ではまだまだ活路はあるが、優勝という二文字はだいぶ遠のいたように思える引き分け。
フォーメーション&試合結果
水戸ホーリーホック |
1-0 0-1 |
1 |
名古屋グランパス |
採点(名古屋グランパス)
前線からのプレス、ロングボール。水戸の戦術をまともに受けてしまい、出来は良くなかった。
GK 楢崎 正剛 6.0
派手さはないが、成すべきことをそつなくこなす。
安定のセービングとディフェンダー裏のスペースケア。そして意外に巧みな足技。風間サッカーに必要な要素をJ2レベル以上で備えている。
DF 新井 一耀 4.5
致命的なミスから先制点を献上。
ゴール前の何気ないトラップミスを前田に奪われ失点。それ以外でも19歳の前田に翻弄され続けた。水戸のロングボールにいくらか壁として立ちはだかったが、安定とはほど遠い。
DF イム・スンギョム 5.0
雑すぎるパスミスが悪い意味で目を引く。
攻撃の意欲は強い。だから風間サッカーに向いている、と言えなくもない。ただ、あまりに雑なパスが目に付く。それはこの試合に限らない。フィジカルが強いことは認めるが、巧みな守備を持つわけでもない。将来性はさておき、現時点では駒不足故の穴埋め感が強い。
DF 宮原 和也 5.5
この日は「存在感が薄い宮原」の日だった。
もちろん、そつなくこなし、大きなミスが無かった、という言い方も出来なくはない。が、チームに居場所を見つけ切れないと言った方が正確なように思う。前田の活きの良さを考えれば、彼をDFラインの中央で使っても悪くなかったのではないかと思う。
MF 小林 裕紀 6.0
悪くはないが期待に応えたとは言えない。
田口が不在の場合、小林は彼の穴埋めの役割も負う。もちろん過度な負担であることは承知しているが、ここ最近の好調を鑑みれば、期待もしてしまう。一人二役、無茶ではあるが求められてはいる。
MF 和泉 竜司 5.0
ミスが多く、調子は戻ってこない。
彼の良さでもあった大胆さがまるで無く、逃げるようなプレーが目に付く。この日はパスミスも多く、得意の粘り強いキープもみられなかった。
MF 八反田 康平 5.5
気持ちは伝わった、ただ彼の効果は限定的だった。
当初ボランチに配置されたが、直ぐに和泉と交代で右のワイドに変更された。試合に絡んでいこうという攻撃、気迫溢れる守備、どちらも伝わってくる。久しぶりの先発であることを考えれば、当然なのかもしれないが、評価できる。
が、存在感は全く薄い。久しぶりの先発からの試合感不足なのか、そもそも、という話なのか。既にシーズンは終盤に差し掛かっている。
MF 秋山 陽介 5.5(~73分)
少しプレーが複雑になっている気がする。
当初、左サイドを中心に縦への突破が秋山の武器だった。その上下運動は愚直ながら、タフで効果的だった。ただ、ここ数節は中央にも頻繁に顔を出し、ゲームの組み立てにも積極的に顔を出す。そのプレー自体は悪くない。進化と言ってもいい。
一方でこの試合ではミスが多い。色々なことをやろうと気負うあまりに精度が犠牲になっているように感じるが、どうだろう。
MF ガブリエル・シャビエル 6.0
同点弾をコーナーからアシスト。
相変わらず一発で無を有にする能力は抜きん出たものがある。点が欲しい場面では神様、仏様、シャビエル様と願も強い。ただ、試合を重ねるごとに影響力は確実に低くなっている。恐らく研究されたわけではない。当然、波はある。
MF 青木 亮太 6.0
日に日に自信をつけ、貫禄すら感じる。
何よりプレーに余裕がある。ただ、一般的にみれば、まだまだブレイク途上の若手という立ち位置に過ぎない。ガムシャラが必要な時期であるのは間違いなく、貫禄を出すには早すぎる。彼の精神状態は知る由もないが、アグレッシブさは失って欲しくない。
この試合でも効果的なプレーは多々あった。注文をつけるならば、そのプレーをチームの一部として融合させたい。そう、例えば田口の様に。
FW シモビッチ 6.5【MOM】
コーナーから同点弾。
相変わらず存在感は強い。水戸のペースに引き込まれ、名古屋もロングボールが増えたが、彼がいるのといないのでは、大きく結果が異なる。
FW フェリペガルシア 5.5(71分~)
頑張るが得点の匂いは感じられない。
FW 永井 龍 採点なし(93分~)
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