明治安田生命 J2リーグ 第38節
フォーメーション&試合結果
V・ファーレン長崎 |
0-0 1-1 |
1 |
名古屋グランパス |
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低調な試合
88分にPKで先制し、90分に同点に追いつかれた。それだけ聞けば勝点2を失ったようにも聞こえるが、実態は異なる。試合内容を公正に評価すれば長崎が勝ちに相応しい。
まあ、名古屋サポーターとして敢えて贔屓目にみれば引き分けが順当、と言えなくもないかもしれないが…。いずれにせよ、この試合の名古屋は低調だった。
何よりチーム全体のボルテージが低かったように思う。なかなかプレーのテンポが上がらず、リズミカルなパスワークが機能する時間帯は限定的だった。運動量は長崎に圧倒され、ミスで自ら主導権を明け渡すことも多々あった。縦パスは入らず、攻め手を失うことも多い。
動きに覇気がないので、モチベーションやフィジカルコンディションの原因と疑ったが、どうやらそうではないらしい。試合後の選手コメントを読めば、大事な試合を前にして、チームの雰囲気は良かったとのことだ。
シャビエル不在の影響
では、シャビエル不在が低調の原因か。一概にそうとも言えない。
まず、長崎はいいチームだった。特にプレスは効果的で、名古屋のサッカーが上手く機能しなかったことは、これが主因なのだと思う。もちろん、これを掻い潜れば大きなチャンスを得ることが出来る。が、この試合では長崎のプレスが名古屋のパスワークを上回った。
もちろん、ガブリエル・シャビエルがいれば、プレスを打開する大きな力にはなっただろう。彼はボールの出し手にも、収めどころにもなれる。ただ、長崎の秀逸なプレスを考えれば、この点に関し、試合の流れは大きく変わらなかったようにも感じる。
一方で、決定的に異なる点もある。それはゴール前の精度だ。この試合、シャビエルの代わりといえる選手は、プレースタイルの似た玉田だと考える。そして、玉田はよくやったと思う。ただ、ゴールを奪うシュートや、アシストとなるパスの精度がシャビエルと比べるとそれなりに劣る。
ひとつのゴールで試合の流れが変わる展開だっただけにシャビエルがいれば全く異なる結果になったかもしれない。
個人的にはガブリエル・シャビエル不在で大きくチーム力が落ちたとは感じなかったが、まとめてみれば、やはり彼がいれば、ということなのかもしれない。
アビスパ敗れる
3位との直接対決で痛み分けは本当に痛い。が、幸運なことに翌日に行われた試合で2位アビスパが敗れた。これはまさしく僥倖。
残る試合は群馬、岡山、千葉。全試合勝利する以外、考えるべきことはないけれど、光は確かに差し込んでいる。
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【公式】ハイライト:V・ファーレン長崎vs名古屋グランパス 明治安田生命J2リーグ 第38節 2017/10/21