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【採点&寸評】【J1 3節】見応えのあるスコアレス 湘南ベルマーレ vs 名古屋グランパス

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明治安田生命J1リーグ 第3節


フォーメーション&試合結果 

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湘南ベルマーレ

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名古屋グランパス

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採点(名古屋グランパス) 

スコアレスではあったものの、見応えはあった。

 

粘り強い守備を求められる展開で、攻撃は湘南の守備を崩し切ることはできなかった。ただ、その粘り強い守備は大いに評価されてよく、チームの成長を感じさせるものだった。

 

 

スターティングメンバー

GK ランゲラック 6.5
この試合でも堅実な守備をみせた新守護神。

 

何本かファインセーブはあった。ただ、前節のように仕事が山積みだったわけではない。それでも的確なセービングを選択できる点は、3試合目にしても実証されたと言っていいだろう。

 

よく声も出ており、モチベーションも高い。オーストラリア代表に選出されたこのGKは、今のところ今季最も成功した補強と言えそうだ。

 


DF 宮原 和也 6.5
前半は守備の人、後半は攻撃の人。

 

守る展開を強いられた前半はチーム同様粘りの守備が光った。特にガツッと音がするほどのスライディングは、重みを伴うと同時に鋭さも備える。もともと守備が下手というわけではないが、やや軽さが目立った。それが解消された今季は確実に安定度が増している。

 

後半に入ると攻撃にも積極的に関与し、いくつか良い場面も作った。普段は左偏重な攻撃だけに、継続的に関わっていきたいところ。

 


DF 菅原 由勢 6.0
日に日に図太くなる期待のルーキー。

 

開幕戦から3試合連続のスタメン。試合ごとに落ち着きが出てきた印象で、この試合が今季最も良い出来。やたらとクリアするようなこともなく、ルーズボールをしっかりと繋ぎ、守備でも的確なポジショニングが目立った。

 

特段にフィジカルに恵まれた選手ではないが、とにかく精神的に強い。というか図太い。FWを背負いながら最終ラインで落ち着いてボールを繋ぐなど、並の17歳にできることではない。

 


DF ホーシャ 6.0(~55分)
負傷交代したが、高さと左足は武器になりつつある。

 

強烈な守備を持っているわけではない。ただ、高さには強いし、ディフェンスもそこそこのレベルではある。誤解を恐れずに言えば、Jリーグでは平均的なディフェンスレベルの選手と言えるのではないだろうか。

 

ただ、時にみせる左足から放たれる鋭い縦パスと、垣間見えるインテリジェンスに、風間サッカーにおいては「向いている選手」なのではないかと感じる。個人的には小林のバックアップとしても面白い存在に思う。怪我が深くないことだけ祈る。

 


DF 秋山 陽介 5.5
アグレッシブに攻撃に絡むが、ややミスが多い。

 

今シーズン、秋山はミスが多いように思う。恐らくそれは、秋山がチームの一員として機能するために必要なミスなのではないかと思う。

 

昨季、デビュー直後は愚直な上下運動と堅実な守備が光る選手だった。ただ、レギュラーに定着してからは徐々に難しいプレーに挑戦しているようなところがあった。引き続き、その挑戦が続いていると考えてよいのではないか。当然、プレーの難易度に比例して、ミスは増える。

 

左サイドバックのレギュラーとして当たり前のように出場しているが、実は大卒ルーキーだ。長い目でみてあげていいように思う。

 


MF 青木 亮太 6.5【MOM】
徐々に本領を発揮してきたテクニシャン。

 

この試合でもワンランク上のテクニックをみせつけ、名古屋の選手として最も驚異を与えていた。やや戸惑いがみえたように感じた開幕戦以降、運動量やポジショニングは安定してきており、今後も一層の活躍が期待できるだろう。

 

何よりキレ味鋭いドリブルは、J1でも十二分に通用しており、今季「再発掘」される可能性は高い。個人的には昨シーズンJ2でみせたセンセーションをトップリーグでも再現できると確信している。

 


MF 小林 裕紀 5.5
相変わらず「臭いものにフタ」が巧い。

 

大抵の危ない場面に顔を出せる嗅覚は、目立ちはしないものの、稀有な危機察知能力と言える。ただ、ピンチが未然に防がれれば、「もしもに備えたポジション」を取っていても当然出番はない。まさに目立たぬ黒子的役割だが、チームの貢献度は高い。

 

よって、チームに欠かせない選手ではある。が、今シーズンは繋ぎのパスにミスが多く、この試合でも同様だった。それにより、不要なピンチを招くこともあり、この点は修正が必要だろう。やはりパートナーの田口が不在であることが原因と言えるのだろうか。

 

 

MF 八反田 康平 6.0(~90分)
攻撃のスパイスとして上手く機能した。

 

何かをダイナミックに変える力がある選手だとは思わない。ただ、ちょっとしたスパイスとして機能することが巧く、この試合ではハマった。

 

例えば、繋ぎの中で多少の意外性を加えるような「いい意味」で小手先の技が有効だった。やや意外なダイレクトパスや、やや意外なポジショニングなど、活き活きとプレーできていたように思う。

 


MF 和泉 竜司 6.0(~76分)
テクニックのあるダイナモとして一皮むけつつある。

 

連戦からか途中交代となったが、出来は悪くなかった。もともとキープ力や、ドリブル等の攻撃的センス、そしてどこでもこなせる頭の良さが特長の選手だったが、今シーズンは一皮むけつつあるように思う。

 

特に今シーズンは、ポジショニングが良く、居てほしいところに居る。これは、ゲームを見る目が高まっている証左に思える。豊富な運動量は相変わらずで、テクニックも兼備したダイナモに成長しつつある。

 


FW ガブリエル・シャビエル 5.5
珍しく低調な出来で攻撃に関与できず。

 

動きのキレ自体は、いつもとそれほど変わらないように感じた。ただ、いつもであればキープできるようなボールを失い、いつもであれば通るようなパスが引っかかった。原因はよくわからないが、昨シーズン加入してからワーストに近い。

 

当然、要求が高くなり過ぎている面はあるが、リフレッシュして次節に臨んでほしい。

 


FW ジョー 5.5
存在感が徐々に薄まっている。

 

もちろん、あれだけの巨体にあれだけのテクニックである。存在感が無いということはない。ただ、この試合でも決定機をモノにできず、期待どおりの活躍とは言い難い。

 

また、頻繁に下がってくることや、サイドに流れることで、存在感を薄めている一面はあるように思う。テクニックが売りの選手だと理解はする。が、やはりターゲットとして前線に鎮座することは、それだけで脅威だ。湘南がしっかりとスペースを埋め、チームの攻撃が停滞していたということも当然ある。しかし、だからこそ、前線で動かないことが重要だったとも思える。

 

上記は結果論に近いが、まだまだジョーを使いこなしていないことは確かだ。

 

 

途中交代

DF 櫛引 一紀 6.0(55分~)
しっかり守ることは出来た。ルヴァンで散々な目にあったが、周りの選手がしっかりしていれば普通にプレー出来る選手だ。

 

FW 押谷 祐樹 採点なし(76分~)
結果は出なかったが、一定の機能はした。出来は悪くない。

 

FW 佐藤 寿人 採点なし(90分~)

 



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