明治安田生命J1リーグ 第9節
フォーメーション&試合結果
ヴィッセル神戸 |
1-0 2-0 |
0 |
名古屋グランパス |
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自信の無さ
もはや選手個々の力ではどうにもできない状況と言っていい。なので、この試合の採点はおまけ程度に末尾に書くに止めようと思う。
代わりに"いちサポーター"の感想として低迷の要因を考察してみたい。
いや、実際のところ"考察"などと大上段から語るまでもなく、やはり何よりも大きい要因は、結果が出ないことにより、チームが自信を持てないことなのは明らかだ。
そもそも、風間サッカーとは"ハイリスクハイリターン"のサッカーとも言える。更に換言すれば「技術で相手を翻弄し切るサッカー」とも定義できる。つまりそこには、高度な技術が求められ、失敗の確率が高くなるというリスクが常に存在する。
しかし一方で、失敗を恐れては、目指すべきサッカーに"チャレンジすら"できないサッカーだとも言える。であれば、当然、選手がリスクを背負うところからしかサッカーが始まらない。
が、リスクを背負うということは、責任が生じるということだ。そこには精神的な重圧が存在し、それを受け止めるにそぐう心の強さが必要となる。チーム全体がその強さを保つには、やはり勝ち続け、チーム力に対する確信を持つ必要がある。
もちろん、一部の選手には個で責任を背負う強さがある。例えばシャビエルは「自身の技術への信頼」からリスクテイクを厭わない(そもそもリスクが低いと言えるが)。佐藤寿人は「チームキャプテンとしての気概」で勇気を保てる。
が、6連敗となったチーム全体で言えば、やはりリスクを積極的に取る姿勢は作りにくい。リスクが取れない、それは端的に言って、自分たちのサッカーにチャレンジすることすらできていないという危機的な状態だ。
手詰まり、しかしただ待つのみ
恐らく選手も、サポーターも、風間監督の戦術自体に疑問は持っていないと思う。監督の要求をこなし切れれば、無類の強さを発揮できると信じている。少なくとも選手から悲壮感を感じられないことはその証左であるように思う。
しかし、だからこそ状況を変えにくい。戦術は間違っていない。ただ、戦術を実行するには勝利による自信や確信が必要だ。どちらが卵でどちらが鶏なのか。
仮に付け焼き刃の戦術で勝利したところでそれは本来ほしい勝利ではない。結果的にほしい自信は手に入らない。つまり、ドラスティックな戦術変更で刺激を与えることは、解決策にならない。
結局のところ、地道に練習を積み上げ、自力を磨き上げることでしか泥沼から抜け出す道はないのだろう。
とすると、あとはどこまで"待てるのか"という議論にしかならない。
個人的な考えを書けば、降格もやむ無しだと思っている。風間監督は、調子が良かろうが、悪かろうが、思考にぶれがない稀有な指揮官だと感じる。そんな監督はなかなか見つからない。もし、交代するならば、今だと思う。しかし、今監督を交代しないのであれば、今シーズンは替えるべきではない。
ひとまず今は我慢し、開花を待つ時期だと思っている。
採点(名古屋グランパス)
スターティングメンバー
GK ランゲラック 5.0
DF 菅原 由勢 4.5
DF 櫛引 一紀 5.0
DF 宮原 和也 5.0
DF 秋山 陽介 5.5(~67分)
MF ワシントン 5.5(~HT)
MF 小林 裕紀 5.0
MF 長谷川アーリアジャスール 5.0
FW ガブリエル・シャビエル 5.5
FW 深堀 俊平 5.0(~57分)
FW ジョー 5.0
途中交代
MF 和泉 竜司 5.5(HT~)
MF 内田 健太 5.0(57分~)
MF 押谷 祐樹 5.0(67分~)
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