紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

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【採点&寸評】【アジア大会 R16】勝ち抜くためのチーム作り U21日本代表 vs U23マレーシア代表

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アジア大会2018 ジャカルタ ラウンド16


フォーメーション&試合結果 

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U21日本代表

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1

0-0

1-0

0

U23マレーシア代表 

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HDDがイカれてるのか、録画映像の前半、エライ映像が乱れ、ところどころまともに見れなかった場面があるので、見逃したプレーがあるやもしれません。まあ、ちゃんとした映像でもスルッと見逃しますがね。

 

試合概要 

ここまでの森保ジャパンの評価は難しい。アジアの小国に苦戦続きで、スッキリとした勝ちはない。ましてベトナムには敗れている。

 

この試合、マレーシア戦も勝ちはしたものの、スッキリとしたわけではない。終盤のPKによる1得点。最後はマレーシアに猛攻を許し、あわや、という場面もあった。そもそもポゼッションの日本、カウンターのマレーシアという図式はあったが、内容はほぼ互角だ。

 

ネパール、パキスタン、ベトナム、そしてマレーシア。これまで戦ってきた相手は、フル代表であれば大勝が求められる相手ばかりだ。しかし、U21日本代表は、一試合たりとも納得の試合はみせられていない。

 

が、ここまで森保監督の計算通りなのかもしれない。コンディション最悪の寄せ集めチームを率い、1試合でも多くこなすために、勝つために、"チーム作り"と"勝負"をギリギリで両立させてきた。

 

その証拠に、この試合はこれまでで最もコンディションが良く、最も"サッカー"をしていた。チームの調子が上向き、 固まってきたように思う。これはひょっとするとひょっとするかもしれない。

 

採点&寸評(U21日本代表) 

【採点イメージ】
7.5:ひとりで試合を決める圧倒的なパフォーマンス。
7.0:突出したパフォーマンスで勝利に導く。
6.5:優れたパフォーマンスでゲームに関与した。
6.0:平凡なパフォーマンスだがチームには十分貢献した。
5.5:平凡なパフォーマンスだがチームへの貢献はやや物足りない。
5.0:パフォーマンスが悪く、チームのブレーキとなった。
4.5:パフォーマンスは決定的に悪く、敗因のひとつとなった。
4.0:試合を壊す要因をつくり、猛省すべきパフォーマンス。

 

※主な役割:管理人の推測、推察、願望

※攻撃、守備:ポジションなりの頑張り度(◎、○、△、☓)

スターティングメンバー

FW 前田 大然(~76分)

5.5 所属 主な役割 攻撃 守備
松本 ・ゴールゲッター
・ライン裏への飛び出し

相変わらずのディフェンシブFWぶり。

 

マレーシアGKはフィードに優れていたが、ゴール前は得意ではないようで、前田のチェイスがハマった。幾度となく逃げのキックを引き出しマイボールにしたことは評価できる。

 

一方で攻撃面での貢献は薄い。チャンスもあり、あと1歩までは迫ったが、結果を残せなかった。動きは良かっただけに得点がほしい試合だった。

 

 

MF 旗手 怜央

6.0 所属 主な役割 攻撃 守備
順天堂大 ・チャンスメイカー
・ライン裏への飛び出し

技巧派MFとしてチャンスメイクが光った。

 

ダイレクトのワンタッチパスや、目先を変えるフリックからチャンスを作った。運動量はそれほど多くはないが、シャドーの相方が岩崎であれば、それほど気にならない。ボールを受ける位置も良いため、動かなくてもそれなりのプレーができるということもある。

 

もちろん、運動量が増えてくれば、相手の大きな脅威となれる選手だけに次戦以降は運動量を期待したい。また、メッシを除いた現代サッカー選手に運動量は不可欠でもある。将来を考えれば強化していきたい要素だ。

 

 

MF 岩崎 悠人【MOM】

7.0 所属 主な役割 攻撃 守備
京都 ・チャンスメイカー
・ライン裏への飛び出し

鬼神の如き運動量で日本の攻撃を牽引した。

 

前目の位置ならどこにでも顔を出し、泥臭く攻撃を仕掛け続けた。DFライン裏への飛び出し、ドリブル、パスはもとより、パスカットやボール奪取でも頑張った。

 

もともと全ての平均値が高いことが特徴の選手で、これと言った特徴は無かったイメージだが、泥臭いプレーができる好MFに育ってきた。この手の選手はチームに必要な選手であり、末永くプレーを続けられる。そしてプレーの波ができにくい。

 

不動のレギュラーかどうかはわからないが個人的には、よっぽどのことがない限り、東京五輪確定一番乗りだと思っている。

 

 

MF 杉岡 大暉

6.0 所属 主な役割 攻撃 守備
湘南 ・サイドアタック
・クロッサー

泥臭いサイドアタッカーとして何度かチャンスを作る。

 

スピードでサイドを抜いていくわけではないし、技術で抜いていくわけでもない。ただ、思い切りのいいゴリゴリとしたドリブルから幾度かチャンスを作った。1試合で何度かは確実にチャンスを作れる安定感は評価していい。また、GL1節、3節ではセンターバックで出場していたことからも守備の不安も少ない。

 

確かに遠藤や初瀬に比べてスマートなサイドアタッカーではないが、彼らよりも安心して使える選手なのは間違いない。

 

 

MF 長沼 洋一

6.0 所属 主な役割 攻撃 守備
岐阜 ・サイドアタック
・クロッサー

運動量豊富に左サイドでチャンスを作った。

 

ただ、やはりクロスの精度が低い。毎試合クロスの精度が…と書いてしまうが、それだけサイドを突破しているということでもあり、勿体無い。

 

長沼も杉岡同様、目立つスキルやスピードがあるわけではないが、確実にチャンスを作る。ただ、杉岡に比べ、中に入っていくプレーよりも外に逃げるプレーが多い印象がある。だからこそ、クロスの精度は大事にしてほしい。

 

 

MF 渡辺 皓太

5.5 所属 主な役割 攻撃 守備
東京V ・バランサー
・ゲームメイカー

ゲームメイカーを担うと思うが、存在感は薄い。

 

小柄ながら喰らいつくようなディフェンスで守りの面では一定の貢献はみせた。ただ、攻撃センスを持つ選手だけに、期待された攻撃面の役割であまり存在感を示せなかったことは残念だ。

 

 

MF 松本 泰志

6.0 所属 主な役割 攻撃 守備
広島 ・バランサー
・カバーリング

中盤のつなぎ役として地味ながら役割は果たした。

 

ただ、パスワークの潤滑油として十分に機能していたが、潤滑油以上のプレーがあまりない。この点は、一貫した松本の課題だと思うが、この試合では慎重さからかチャレンジも少なかった。パキスタン戦ではいくらかチャレンジする姿勢をみせていただけに継続してほしいところだった。

 

が、一方でこのチームは彼がいないとパスの回りが途端に悪くなるため、欠かせない選手でもある。プラスアルファがあれば不動の選手になれるのだが。

 

 

DF 原 輝綺

5.0 所属 主な役割 攻撃 守備
新潟 ・ビルドアップ

気合いはみせたが、空回りだった。

 

攻守ともにミスが多く、それは一見何気ないミスにもみえるが、一歩間違えば致命傷というものが多い。攻撃の意欲も感じられたが、前に出るタイミングもいまいちで、逆にピンチを招く場面も。

 

気持ちは買うが、流石に評価しにくい出来だった。

 

 

DF 立田 悠悟

6.0 所属 主な役割 攻撃 守備
清水 ・ディフェンスリーダー
・ビルドアップ

中央のセンターバックとして及第点の出来。

 

得意の縦パスも数本いい形を作っており、攻守ともに貢献した。幾度かラインを破られかけたが、DFラインだけで防ぐのは難しい場面が多かった考える。

 

 

DF 板倉 滉

6.5 所属 主な役割 攻撃 守備
仙台

・ビルドアップ

右サイドを封殺し、攻撃も積極的。

 

本職の守備でも余裕を持った対応ができており、安定感がある。また、効果は限定的だったとはいえ、終盤には相手陣内深くまで攻め上がった。

 

左センターバックで出場だったが、板倉、立田の同時起用がこのチームのベストだろう。

 

 

GK 小島 亨介

6.0 所属 主な役割 攻撃 守備
早稲田大  

危ない場面もあったが、無難に対応した。

 

特に終盤、マレーシアに怒涛の攻めを許したが、最後までゴールを割らせなかった。ただ、ポジショニングや反応が特別優れているようにも思えず、個人的には能力に懐疑的。


もちろん、試合感を世代で最も持つGKのひとりであるため、一定以上の水準でプレーできているとは思ってはいるが。

 

 

途中交代

 

FW 上田 綺世(76分~)

採点なし 所属 主な役割 攻撃 守備
法政大 ・ゴールゲッター
・ターゲットマン
- -

値千金のPK奪取。

 

これまでチャンスで外し続けたが、PKの場面では自ら冷静に蹴り込んだ。時間が短く採点対象とはしなかったが、貴重な決勝点だった。

 

 

 



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