明治安田生命J1リーグ 第1節
フォーメーション&試合結果
サガン鳥栖 |
0-0 0-4 |
4 |
名古屋グランパス
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採点&寸評(名古屋グランパス)
【採点イメージ】 ※主な役割:管理人の推測、推察、願望 |
スターティングメンバー
FW ジョー(31)【MOM】
7.5 | 前所属 | 主な役割 |
コリンチャンス(BRA) | ①ゴールゲッター ②ポストプレイヤー |
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開幕から2得点の活躍はさすが「得点王」。
特に均衡を破った先制点は試合を決めた1点だったと言っていい。後半、鳥栖に傾きかけていた流れを一発で引き戻した得点の効果は絶大だった。その後の大量得点をも呼び込んだことを考えれば、その価値は計り知れない。更に言えば、懐深くボールを受け、反転からの左足は決して簡単ではなく、彼ならではの得点だった。
また、2トップはそれなりに機能したように思う。最適な相棒が赤崎であるかどうかはさておき、一定のマーク分散効果はあったと感じる。
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FW 赤崎 秀平(27)<~60分>
5.5 | 前所属 | 主な役割 |
川崎フロンターレ |
①ゴールゲッター? |
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気合が空回りして不完全燃焼。
広範囲に動き回り、守備に攻撃に絡んでいったが気合が先行してしまった感がある。決定的なチャンスはあったがものに出来ず、トップを張る選手として体の強さにも物足りなさを感じた。何より、色々なことをやりすぎているがために彼の役割が判然とせず、彼の良さも見えにくい点が最も問題か。
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MF ガブリエル・シャビエル(25)<~88分>
5.5 | 前所属 | 主な役割 |
ヴィトーリア(BRA) |
①チャンスメイカー |
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相対的に存在感は薄い。
コンディションは決して悪くはないと感じる。ただ、かつてほどシャビエル頼みではないチームの中で決定的な仕事の比率は減りつつある。ここ2シーズンみせた獅子奮迅のシェビエルは実に頼もしかったが、チームの歯車として輝けるかはまだ未知数に思える。優良な外国籍選手であることは間違いないので「まずシャビエル」という状況ではないチームでどれだけ輝けるか。
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MF 前田 直輝(24)<~64分>
5.5 | 前所属 | 主な役割 |
松本山雅 |
①サイドアタッカー ②ドリブラー |
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継続性に疑問が残る。
ハッとさせられるキレ味をみせる場面は確かにある。特に右サイドからカットインしてシュートを撃つシチュエーションは実績もあり、期待度は高い。ただ、あまりに散発的で継続的に試合に関われない点が問題だと感じる。これは昨シーズン後半も感じた印象だ。途中交代となったが、確かに後半はほとんど存在感がなく、納得せざるを得ない。
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MF ジョアン・シミッチ(25)
7.0 | 前所属 | 主な役割 |
アタランタ(ITA) |
①ゲームメイカー ②バランサー |
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1アシストとデビュー戦で結果を残す。間違いなく優良外国籍選手であることを示した。
エドゥアルド・ネットの出遅れを補うために滑り込みで獲得した外国籍選手、という認識だったが、ネット以上の活躍が見込めそうだ。強烈な守備スキルがあるわけでもないし、ずば抜けた攻撃センスがあるわけではない。ただ、確かな技術力と気の利いたポジショニングが光る。
誤解を恐れず言えば、小林裕紀の上位互換と言えるかもしれない。攻守ともに小林以上のスキルを備え、フィジカル面も優位だと感じた。特にポジショニングは秀逸で、試合への関与率は高い。あとは安定的に実力を発揮できる選手なのかを確認したい。
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MF 米本 拓司(28)
6.5 | 前所属 | 主な役割 |
FC東京 |
①バランサー ②クラッシャー |
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やや気負ったが、豊富な運動量で持ち味をみせた。
定評のある守備力は確かだ。中盤にボールを奪える選手がいると本当にチームは助かる。名古屋には数少ないタイプの選手で、競合は長谷川アーリアジャスールになるだろうか。
また、守備だけではなく攻撃でも存在感をみせた。積極的に上がっていくことも多く、チームの攻撃の選択肢を増やしていた。シミッチが後ろ、米本が前のバランスを取ることも多く、良い意味で意外な感はある。ただ、開幕、かつ移籍初戦ということで気合が先行している部分が見受けられたため、次節以降は攻撃参加が減るかもしれないという印象はなくはない。
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DF 吉田 豊(29)
6.5 | 前所属 | 主な役割 |
サガン鳥栖 | ①サイドバック | |
正確なクロスからジョーの2点目をアシスト。
開幕戦の1試合で彼の特徴を余すことなく知らしめることができたといっていい。攻守ともに安定感があり、強靭なフィジカルを特徴とする選手だ。
攻撃参加は前半はほどほど、後半はややおとなしいめだったが、安定感のある駆け上がりで結果を残した。クロスの精度も悪くはなく、開幕戦にして良い補強だったということは断言してもいいだろう。また、力強い守備も特筆に値する。体の強さを活かしたボール奪取は強力でサイドにこれだけぶつかることができる選手がいればチームは非常に助かる。
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DF 丸山 祐市(29)
6.0 | 前所属 | 主な役割 |
FC東京 |
①センターバック ②ビルドアップ |
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先制点をアシスト。
特に後半は攻撃に関与する回数も多く、攻撃において一定の貢献をみせた。ジョーの力量が大きい得点だったとはいえ、先制点をアシストする結果も残した。守備でも好コンディションのトーレスをある程度抑えることができており、十分な出来の開幕戦だった。
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DF 中谷 進之介(22)
5.5 | 前所属 | 主な役割 |
柏 |
①センターバック |
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丸山の相棒として十分役割をこなした。
二人のコンビネーションは昨シーズンよりも熟成されている印象。また、速さを活かしてカウンターを潰すような好守備もみせており、悪くない出来。ボール支配率の関係で、やや活躍の機会は限られたが、丸山と役割分担が明確になりつつあるように感じる。
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DF 宮原 和也(22)
6.0 | 前所属 | 主な役割 |
広島 |
①サイドバック |
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高い位置に陣取り、攻撃を活性化させた。
相変わらず如才ない出来で安心感がある。左の吉田以上に攻撃に重きを置いたプレーをみせたが、目に見える結果は出せていない。実際、J2時代も含めて宮原がアシスト連発!という場面はほとんど記憶にない。堅実ではあるが攻撃の効率はもう少し上げたい。
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GK ランゲラック(30)
7.0 | 前所属 | 主な役割 |
レバンテ(SPA) | ①ゴールキーパー | |
今シーズンも安定の守護神。
この日も数々のナイスセーブや的確な飛び出しから、ゴールを固く守った。鳥栖の攻撃が単発で拙い面があったことも確かだが、開幕戦を零封できたことは彼の活躍が大きい。
先制点が勝負を分けた試合だっただけに、粘り強く鳥栖の際どいシュートを跳ね返し続け、攻撃陣の爆発までゴールを割らせなかった点は直接的にチームの勝利につながっている。長年J屈指のGKを抱えることに恵まれている名古屋は幸運だ。
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途中交代
FW 杉森 考起(21)<60分~>
6.0 | 前所属 | 主な役割 |
名古屋U18 | ①ドリブラー | |
4ゴール目をアシスト。
町田での武者修行を終え、一回り成長したように思う。特にオフザボールの動きと味方を使うプレーは一段レベルが上っており、より大人な選手になった。開幕戦から結果も伴い、今シーズンの急成長を是非とも期待したい。
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MF 相馬 勇紀(22)<64分~>
6.5 | 前所属 | 主な役割 |
早稲田大 | ①ドリブラー | |
3点目をゲット。
シミッチのアシストではあったが、相馬が起点となり、相馬が決めた彼の手柄と言っていい得点だった。相変わらずエネルギー溢れるプレースタイルで、チームに活力を与える効果があり、ジョーカーとしては地位を確立しつつある。
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MF 和泉 竜司(25)<88分~>
6.0 | 前所属 | 主な役割 |
明治大 | ①ドリブラー | |
短い出場時間でダメ押しの1得点。
和泉も既に25歳。確たる実力がありながらブレイクし切れない点は歯がゆい。器用貧乏な使われ方をしている不運はあるが、逆に言えば、尖った実力がないとみられているのかもしれない。
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【公式】ハイライト:サガン鳥栖vs名古屋グランパス 明治安田生命J1リーグ 第1節 2019/2/23