紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

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新型コロナによるJリーグ94試合の延期について考えてみた

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新型コロナウィルスの影響で3月15日のJ1~3、ルヴァンカップの延期が発表になった。しばらく試合もないので、この問題についてちょっと考えてみたよ。

選択肢は4つ 

まず、選択肢はこの4つじゃないかと思う。

 

 ①通常開催

 ②無観客開催

 ③開催延期

 ④開催中止

 

ご存知の通りJリーグが選んだのは「③開催延期」。賛否あるだろう。そして正解はないのだけど、自分なりに少し比較検討してみたいと思う。

 

①通常開催

収入

日程調整

感染リスク

 

感染リスクは最も大きいものの、当初スケジュール通りなので、日程変更の影響はない。ただ、サポーターの自己防衛もあり、多少観客は減るだろうから、いくらかの収入減は免れないだろう。

 

とは言えここ数日の急激な状況の変化、例えば政府指針等の発表、を考えると水曜日のルヴァンはさておき、現実的に開催は難しかっただろう。

 

②無観客開催

収入

日程調整

感染リスク

 

観客がいないのだから当然収入は激減。とはいえ個別の放映権とか多少なりとも収入はあるのかな?と推測する。もちろんスケジュール自体に変更がないので、日程的にも問題ない。

 

ただ、実地で開催はされるわけで、それなりの人が運営にあたるであろうことから、感染リスクがないわけでもない。

 

③開催延期

収入

日程調整

感染リスク

 

恐らく代替開催日は平日に変更されるので観客減による収入の減少は免れない。そもそもオリンピックを控える今シーズンは日程的にも、施設的にも調整が難しいだろう。

 

感染リスクだって低下しているとも限らないので、判断の時間を稼ぐための暫定対処だと感じる。

 

④開催中止

収入

日程調整

感染リスク

 

収入の大幅減となるが、日程、感染リスクともに最も安全な選択。ただし、リーグ戦やカップ戦の公平性が失われる。その上、現時点で中止することは、関係各所との調整や世間の空気感を考えるとやりすぎとも思われる。

 

また、単純にサポーターの楽しみが奪われるよね。村井チェアマンはこの「サポ-タ-」という存在から②、④を選択しないというスタンスをとっていて「ファン、サポーターのためにも無観客試合は避けたかった」と発言している。

 

開催延期の意義とは 

まず、いち早く延期した決断は間違いなく素晴らしい行動力だった。政府方針が出る前でもあったし、決断には相当なパワーが必要だったと思う。

 

ただ、こうやって選択肢を並べてみると、延期って結局時間稼ぎで、リスクが回避できてるわけじゃないんだよね。これからが流行の本番だろうし、もしかしたら結果論的にはリスクが高まる決断だったかもしれない。

 

ひとつ意義があるのは、この1,2週間が瀬戸際、というように疫学的な分岐点にきているらしく、ここで感染拡大させなければ集中的な流行を抑える効果があるらしい。

 

ただし、2週間後にリーグ再開可能かって言うと、たぶん無理だろう。コロナ騒動がおさまっているわけないしね。

 

つまり、開催延期という判断は集中的な流行を抑えたい”日本全体”としては「正しい決断」。ただし風評被害や世間の空気的に試合会場で一人たりとも感染者を出せない”Jリーグ”としては「先の見えない先延ばし」という言い方が正しいのかな、と思う。

 

個人的な考え 

個人的な考えを話せば「無観客開催」が最も合理的な判断だと思う。

 

サポーターから楽しみを奪うのかっていうチェアマン的観点は確かにある。だけど、これってそれほど後に響くしこりが残るような問題なのかね??非常事態だし「DAZN観戦してね♪」でほとんど文句もでないんじゃないかな。

 

ただ、結局はお金の問題でもある。

 

Jリーグがどこまで財政支援できる余力があるのか。補填する手段がなければ無観客や中止を選ぶことは難しいし、そもそもこの状況自体を乗り切れるかも怪しい。

 

ああだこうだ言ったところで結局”お金がすべて”という言い方にしかならないのかもしれないなぁ。

 

そう考えると延期という選択は、お金という問題がクリアできないために選ばれた消去法的な選択なのかもしれないね。

 



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