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【採点&短評/J1 12節】名古屋グランパス vs 川崎フロンターレ

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明治安田生命J1リーグ 第12節


フォーメーション&試合結果 

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名古屋グランパス フォーメーション

名古屋グランパス

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1

1-0

0-0

0

川崎フロンターレ

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採点+短評(名古屋グランパス) 

気付けば終わりつつあるコロナ渦の夏。オリンピックも延期となった中、熱いばかりで特別なイベントもなく、首相の辞任とともに幕を閉じようとしています。我が家も結婚一周年をお祝いするでもなく、淡々とテレワークをしながら日々過ぎ去る毎日。

 

しかし、この試合はそんな夏の中でも指折りでアツくなる試合でしたね!嫁はこんなエキサイティングな試合でも途中で寝てたけどね!気にしない!

 

===

首位 vs 3位の上位対決、最多得点 vs 最小失点の矛楯対決。10連勝中の川崎は記録を更新できるのか、はたまた名古屋が独走を許さないのか。

 

いくらでも煽り文句は作れるカードとなった川崎戦。あまりに早いタイミングではあるが、ここで勝たなければ優勝争いという意味で終戦ということもあり得る。それほどまでに川崎は強く、独走態勢を築きつつある。

 

序盤から激しい試合となった。川崎の攻撃はコンビネーションが厄介で、守備への切り替えも早い。一方の名古屋も士気は高く、両者ともに見せ場のある見ごたえ十分な立ち上がりだ。

 

が、徐々に名古屋は我慢の時間帯が増え、劣勢となる展開。前半終了間際という絶好のタイミングで先制点は奪ったものの、川崎の猛威は増す一方となった。

 

しかし、首位と3位という上位対決でありながら、ここまで実力差がみえるという事実が恐ろしい。

 

今シーズンの名古屋は贔屓目なしで好チームだと思う。最小失点という事実が示すとおり、守備の安定感は高く、攻撃の駒も揃っている。今の順位はフロックではなく、間違いなく妥当だ。

 

それでも、少なくともこの試合では、攻守ともに川崎の方が1,2枚上のレベルで優れているようにみえた。攻撃の連動性は堅守を容易く切り裂く能力を持ち、切り替えの早い守備は相手に攻撃の隙を与えない。個々のレベルも高く、全国区でおなじみの選手はもちろん、三笘の攻撃センスや、ジェジエウの強さも目立つ。

 

後半以降はまるでブラジル代表と日本代表の試合のようにもみえた。実際、10回戦えば7回は負けるのではないだろうか。もちろんこの一戦だけで判断は出来ないが、川崎の優勝する確率はかなり高いように思える。

 

が、しかし。勝ちは勝ち。まるでトーナメントの決勝戦のようにアツい戦いでの勝利は格別だったことに違いはない。

 

【採点イメージ】
7.5:ひとりで試合を決める圧倒的なパフォーマンス。
7.0:突出したパフォーマンスでチームを牽引した。
6.5:優れたパフォーマンスでゲームに関与した。
6.0:平凡なパフォーマンスだがチームには十分貢献した。
5.5:平凡なパフォーマンスだがチームへの貢献はやや物足りない。
5.0:パフォーマンスが悪く、チームのブレーキとなった。
4.5:パフォーマンスは決定的に悪く、停滞の要因のひとつとなった。
4.0:試合を壊す要因をつくり、猛省すべきパフォーマンス。

※+、-は同採点のなかで「上より」か「下より」かのイメージ。無印が真ん中。

スターティングメンバー

FW 金崎 夢生 7.5【MOM】

 移籍後初得点は首位川崎を砕く決勝点。獅子奮迅の働きと言ってよく、特に終盤まで守備に奔走する姿勢は頭が下がる。ポストプレーは川崎の守備で潰されることもあったが、終盤はボールキープで時間を作ることにより苦しいチームを助けた。

 

MF 前田 直輝 6.0(~79分)

 一瞬のキレは健在。裏を狙う姿勢もあり、川崎の守備陣を崩す努力はした。守備にも奮闘したが、総合すれば特筆するようなプレーは少なかった。凄まじい切れ味を持っているものの、扱いが難しく、毎試合チームにハマるわけではない。なにやら日本刀のようなイメージの選手。

 

MF ガブリエル・シャビエル 6.5(~53分)

 今シーズン最も出来が良かったかもしれない。随所に技術力を遺憾なく発揮し、好調を伺わせる。中盤の底に降りてゲームメイクするシーンもあり、ようやく彼の良さが出てきた。

 

MF マテウス 6.5+(~87分)

 ドンピシャのクロスで先制点をアシスト。攻撃の中心を担いつつ、守備では及第点以上の働き、それでいて永久機関を持つ高性能マシーンぶりをこの試合でもみせてくれた。好不調の波が少なく、安定している点も監督としては使いやすい点だろう。ここのところFK、CKで素晴らしいキックも目立っており、欠かせない存在。

 

MF 稲垣 祥 6.5+

 先制点は彼の良い展開から始まった。ダイレクトで大きく展開するパスを何本か通しており、効果的だった。守備では嫌なポジションをさり気なく埋める位置取りが素晴らしく、潜在的な危険を事前に潰している。この試合で最も運動量の多い選手でありながらそれほど目立たないことが彼のプレースタイルを物語っている。

 

MF シミッチ 6.5+

 川崎の猛攻をDFと連携しながら凌ぎ切った。中央の防波堤として機能していたと思う。前節に比べ、攻撃での関与も多く悪いプレーではなかった。地味な部分だがCKのターゲットになれる彼が出場するとCKの威力が増す点も評価したい。

 

DF 吉田 豊 7.0+

 序盤は川崎のコンビプレーに苦心し、何度か彼のサイドから突破を許した。しかし、徐々に対応し、終盤は体を張った守りで鬼神の如く川崎を阻んだ。低い重心の粘り強い守備は吉田の真骨頂とも言えるプレーで観ていて安心感がある。守備のプレーながら痛快な気持ちを抱かせてくれる稀有なプレイヤー。

 

DF 中谷 進之介 6.5+

 判定の正しさは脇に置くとして、序盤のゴールライン上のクリアは勝敗を左右するビッグプレーだった。その後も集中力を切らさず川崎を無失点に抑えた。何本か良いフィードもあり、全般的に良好なプレーだった。

 

DF 丸山 祐市 7.0

 巧いカバーリングから終盤までピンチの芽を刈り取り続けた。予測力という点では日本屈指のセンターバックではないだろうか。爆発的な攻撃力を持つ川崎を無失点で抑えられたことは彼の危機察知能力の高さによるところも大きい。

 

DF 成瀬 竣平 6.5+

 守備に追われる場面は多かったが、持ち前の運動量と頑張りで走り切った。終盤は一列前に上がったが、やや守備を重視する際は今後も使えるオプションなのではないだろうか。

 

GK ランゲラック 6.5+

 序盤から好セーブをみせ、終盤まで集中力を切らさなかった。川崎はパンチのあるミドルを打てる選手が多く、精神的にタフな試合だったと思われるが、DFラインを統率しつつ、無失点という結果を出した。

 

途中交代

MF 相馬 勇紀 6.5(53分~)

 チェイスを厭わずしっかり守備のタスクを遂行し、チームを助けた。時間帯から守備のシーンが多かったものの、ボールを持った際には推進力の高さは垣間見せた。モチベーションも高く、ここ最近と比較しても良いプレーだったように思う。

 

DF オ・ジェソク 採点なし(79分~)

 短い時間ながら一定の存在感をみせた。ベテランの安定感を感じさせ、ほとんどフル稼働と言っていい吉田のバックアッパーとしても機能しそうだ。

 

 

FW 山﨑 凌吾 採点なし(87分~)

 守備での頑張りは評価できる。期待された役割は十分に果たした。

 

※:採点詳報記事執筆時に気が変わって採点内容を(こっそり)修正することが(多々)あります。

 →今シーズンは過密日程につき、採点詳報記事は書かないと思います…

※:アディショナルタイム含まず15分以上出場した場合を採点対象としています。

 



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