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【J1 1st 4節】今季最高の出来!名古屋グランパス vs ベガルタ仙台(採点)

名古屋グランパス 名古屋グランパス-J1リーグ(2016)

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J1リーグ第4節。名古屋グランパスは、ここ5年、リーグ戦で勝利がないベガルタ仙台をホームに迎えた。

 

1勝1敗1分のグランパスは、前節、川崎フロンターレに敗れた。敗れたとはいえ、内容は悪くない。チームは試合をするごとに成長を見せている。

 

今季のグランパスに優勝を望んでいるわけではない。望んでいるのは小倉隆史という青年指揮官と共にチームが成長していくストーリーだ。ただ、勝利を望んでいないわけじゃない。勝ちゃー、そりゃ嬉しいに決っている。相性が悪い相手と言えどもフォッツァ名古屋!

 

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フォーメーション&試合結果

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名古屋グランパスf:id:hal_2008e:20160227201730j:plain

2

1-0

1-1

1

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ベガルタ仙台


ワンランク上の守備

名古屋のスタメンは前節と変わらない、フォーメーションも変わらない。ただ、小倉監督はシステムをいじってきた。特に出だしの守備の対応はいつもと大きく異なった。

 

名古屋はこれまでDF、MF、FWの3列のラインを保ちながら守備をしてきた。攻めこまれた際は、それぞれのラインが自陣に下がる。積極的にボールを奪うというよりは、防波堤のように壁を作り、守備を固める。いわゆるリトリートしながら守備ブロックを固めるというやつだ。選手の持ち場が決まっているのでシンプルだし、バランスが崩れにくい。ただ、川崎Fのように上手くいなされると自陣に押し込まれ、ジリ貧になる。

 

それが今回、試合開始直後に選手は積極的に仙台に対してプレッシャーをかけていった。前節の守備ブロックシステムとは違い、選手が持ち場を離れてボールを追っていた。アグレッシブな守備は大きな破綻もなく効果的に機能していたように思う。今後もこのスタイルを続けていくのかわからないが、チームのステップアップにぜひ習得したい戦術だ。

 

そして先制点は、そんな高い位置での守備から。前半ロスタイム、センターサークル付近で田口がボールを奪うと右サイドの古林へ展開。古林が早めのクロスを上げてシモビッチの頭でズドン。第1節の磐田戦と全く同じ形。それにしても古林と矢野貴章の右サイドは守備的なわりに油断ならないという新たな武器になりつつある。

 

ベガルタ仙台のサイド攻撃

一方のベガルタ仙台はサイドに攻撃の起点がある。トップのウィルソンが右に流れる傾向が強いので、右サイドが起点となることが多い。ただ、サイドを活用するわりにサイドバックは守備を重視した選手をチョイスしている。何しろ仙台のディフェンスラインは4人共センターバックタイプの選手と聞いた。

 

対する名古屋は仙台のサイド攻撃に脅威を感じなかったと見える。いや、サイドバックへのケアを緩めることによるリスクより、そこで手にした数的優位のほうがメリットが大きいと見込んだか。

 

まず、両サイドバックの上がりがいつもよりかなり多い。時には右の矢野貴章、左の安田理大が同時に上がることさえあった。次に横のラインがいつもよりコンパクトだった。ピッチの片側に選手が寄ることが多く、それによりボール近くの人の密度が高まる。結果、ボール回し、プレス共に有利になる。もちろんボールとは反対のサイドに人がいなくなるので、サイドチェンジには弱くなるが、仙台はそれほど逆サイドを使わないと読んだのだろう。そして実際、仙台はそれほどサイドを変えてこなかった。

 

が、終盤、仙台は頻繁にサイドを変えてきた。82分の同点弾もその一連の流れにある。右サイドから左サイドに振られて、更に折り返したところをハモンロペスに決められた。時間も時間、引き分けの可能性を一気に高める痛い失点だった。まあでも、序盤からこの手の攻撃をされなくて本当に良かったと思う。

 

これまでにない小倉采配

小倉の采配。今日は新たな引き出しを開けてきた。58分、負傷した松田に代えて小川。70分に右サイドの古林を野田に。79分、シモビッチから明神へ。

 

これまで同タイプの選手を置き換えるような采配が小倉監督の特徴。終盤は「野田の1トップ」、「明神、田口、イ・スンヒの3ボランチ」として逃げ切りを図った。結局は逃げきれず同点弾を被弾したが、それは結果論。新たなチャレンジはドンマイである。勝ったから言える余裕のひと言。

 

勝利は交代で入った小川も絡んだ右サイドから生まれる。名古屋の波状攻撃を弾き返していた仙台だが、上がってきた矢野をしっかり捕まえることは出来なかった。87分、ペナルティーエリア外から矢野がミドルシュートを突き刺す。

 

ベガルタ仙台からのJリーグ5年ぶりの勝利。そして今季ホーム初勝利。何より今日も見せてくれた着実な成長。早く名古屋の次の試合が見たい!そう思わせてくれる会心の勝利。

 

採点(名古屋グランパス)

GK 楢崎 正剛 6.5

決定的なシュートをいくつか防いだ。失点もボールに手は触れていたが、あれだけ左右に振られれば対応は難しい。ナイスなフィードも何本かあり、相変わらず頼れる守護神。

 

DF オーマン 6.5

加入以来最高の出来。安定した守備に加え、積極的なチャレンジで素晴らしいインターセプトを何度か見せた。効果的な縦パスも何本か出し、攻撃でも貢献出来ていた。

 

DF 竹内 彬 6.0

同点弾は一瞬ハモンロペスを見失ったところで決められた。ただ、試合全般を通してオーマンの後ろをしっかりカバーしていた。二人のCBは、オーマンがチャレンジし、竹内がカバーすることが多い。連携も日に日に良くなっているので、高さもある二人には鉄壁と呼ばれるコンビになってほしい。

 

DF 安田 理大 6.0

最近は攻撃面よりも堅実な守備で存在感。仙台は右サイドからの攻撃が多かったが、しっかり守り、機を見て攻め上がる上手さを見せた。

 

DF 矢野 貴章 7.0

値千金の逆転弾。これまでに比べ攻め上がる回数は多かった。守備でもフィジカルを存分に活かした当たりで要所を締めた。最近の出来ならば、国内組だけに限ればサイドバックで代表に呼ばれてもおかしくはないのでは?

 

MF 田口 泰士 7.5【MOM】

求められる役割を高いレベルで全うした。常にボールに近い位置にポジショニングし、パスコースを増やし、ボールを引き出し、パスを繋げ、時にドリブル、時に激しいタックル。今日は欠かせない潤滑油として今季最高の出来。あとは軽いミスを減らしていければ本当に文句なし。

 

MF イ・スンヒ 6.5

いつもどおり安定の出来。好不調の波が少ないことも彼の武器なのかもしれない。今日は攻撃への関与もいつもより多い。今後チームが熟成していけばイ・スンヒの攻め上がりが頻繁に見れるかもしれない。

 

MF 古林 将太 6.5

矢野と同様、攻め上がり多め。先制点では素晴らしいクロスを上げ、アシスト。これまでも、ここぞという時に良いクロスを上げてきた。それでいて普段は黙々と守備をこなせるいぶし銀の右サイド。

 

MF 永井 謙佑 6.5

快速を飛ばし何度かゴールに迫った。相変わらず守備もサボらず左サイドを駆け巡った。ただ肝心なところでファーストトラップが乱れたり、左サイドからのセンタリングがふにゃふにゃだったりするのも相変わらず。

 

FW 松田 力 6.5

負傷交代となってしまったものの、前節以上に存在感を見せた。幅広くシモビッチの周りをフォローし、セカンドボールを拾うことはもちろん、今日はなかなかのキープ力も示した。怪我さえ軽症であれば矢田とのレギュラー争いは一歩リードか。

 

FW シモビッチ 6.5

先制点を奪取。今後も爆発はしないが、コンスタントに点を取る、といった感じでシーズン20点近く計算できそうだ。前からの守備も嫌な顔せず遂行し、優良な外国人選手であることを4節目にして十分に示している。

 

監督 小倉 隆史 6.5

前節、采配が保守的と書いたが、今日は新しい引き出しを見せてくれた。また、毎回相手チームをしっかり研究していることが伺える。次は怪我人、累積が増えてきた際の選手起用の妙を見せてほしい。

 


■ハイライト映像■

 

【ハイライト】名古屋グランパス×ベガルタ仙台「2016 J1リーグ 1st 第4節」


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