【採点&寸評】【J1 5節】ショッキングな逆転負け サガン鳥栖 vs 名古屋グランパス

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明治安田生命J1リーグ 第5節


フォーメーション&試合結果 

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サガン鳥栖

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3

0-1

3-1

2

名古屋グランパス

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試合概要 

序盤好調な滑り出しも徐々に互角の展開へ。それでも14分、69分と理想的な時間帯にゴールを重ねる名古屋。しかし、終盤になるにしたがい急激にコンディションが悪化し、立て続けの失点から痛恨の逆転負け。

 

終盤の運動量低下、ミスの増加はあからさまにコンディションの問題であり、調整失敗と言われても致し方ない。もちろん、失点してからあまりにバタバタしてしまったメンタル的な課題も大きな敗因だ。

 

評価は崩壊を考慮した採点が難しく、総じて甘いかもしれない。崩壊はチーム全体の責任でもあるので、全員-0.5でもよい。

 

 

採点&寸評(名古屋グランパス) 

スターティングメンバー

GK ランゲラック 5.0

「自身の落ち度はそれ程ないが、最後の砦としては残念な試合」

 

厳しい言い方をすれば、2失点目はなんとかできたかもしれない。ゴール前でディフェンダーに対応を任せてしまった節もあり、思い切って自身が飛び出せれば防げた可能性はなくもない。また、3失点目もポジショニングがやや甘いと言えば、甘いが、田川のシュートも良く、責められるほどではないか。

 

3失点はいずれもGKとしては厳しいシチュエーションであり、総じて言えば大きなミスはなかったと言える。ただ気になる点はある。抽象的な指摘で申し訳ないが、これまで感じられた堅実性や頼もしさといった雰囲気がやや減退しているように感じられる。腰を負傷していたとのことで、その影響なのかどうかは不明だが、次節はオーラを取り戻してほしいところ。

 


DF 宮原 和也 5.5

「宮原個人のパフォーマンスは引き続き好調」

 

いつもどおり右サイドバックとして先発したが、特に序盤は高い位置に陣取ることも多かった。これは攻撃的だったわけではなく、選手の配置が普段とは異なるために"自然"に起こったもので、意図的だったとは考えにくい。ちなみに前半のスタッツは左右のボール保持率が同等であり、左偏重の名古屋にしては珍しい。

 

守備では的確なカバーリングと鋭いタックルという、いつもの宮原をみることができた。"安定感"は確実に彼の売りのひとつと言える。

 


DF 菅原 由勢 5.5

「概ね安定した出来」

 

ビクトル・イバルボ、チョ・ドンゴンという厄介なツインタワーに苦戦はしたものの、ある程度フィジカルの差を埋めて、ギリギリの対応はできていた。数は少ないものの攻撃でも鋭いフィードをみせることもあり、成長は止まっていない。


相変わらずの落ち着きは驚異の17歳と言ってよく、チームの終盤の瓦解が無ければ及第点だったろう。

 


DF ホーシャ 5.0(~HT)

「前半のみで交代となったが、全般冴えない動き」

 

怪我明けとの情報が出ていたため、その影響による交代かもしれない。プレー自体も冴えていたわけではなく、鳥栖のFWに完全に裏を取られる場面もみられた。

 

しばらくは櫛引をCBに据えて戦っていくことになるかもしれない。

 


DF 櫛引 一紀 5.5

「攻守で一定の存在感をみせた」

 

スタートは左サイドバックで出場し、数本、かなり良いクロスを上げた。秋山ほど前線に駆け上がるわけではないが、これだけクロスの質が良ければむしろ効率的と言える。ホーシャが下がった後半からはセンターバックに入り、本職として堅実なプレーをみせた。

 

局面での激しい守備は一定以上に評価するが、センターバックで出場するならば、ディフェンスラインを統率する役割にも期待したい。

 


MF 小林 裕紀 5.0

「ゲームキャプテン、アンカー、いずれの役割も全うできず」

 

いつもどおり運動量、パス本数ともに両チーム合わせてトップクラス。これは小林が多くの時間帯で通常運転だったことを示す。いつも以上に目立つプレーは少なかった印象だが、黒子として働いた証だろう。

 

ただ、いくつかのプレーでイメージが良くない。

 

まず、2失点目。ゴール前でランゲラックとお見合いしてしまい、ビクトル・イバルボに隙きを突かれた。正直なところ、食らいついたところで結果は変わらなかった可能性も高いが、チームの落胆はより大きかったように思う。

 

また、終盤にはパスミスも増えていき、崩壊の一端となったようにも思う。もちろん、チーム全体のクオリティーが急速に低下したため、彼だけの責任ではないが、"らしからぬ出来"ではある。

 

ゲームキャプテンであり、アンカーである小林には、鳥栖の勢いを殺す防波堤となる役割があったはずだ。結果的に、その役割を全うできなかったということになる。

 

 

MF 長谷川アーリアジャスール 5.5

「コンディションはほぼ戻ったと考えていい」

 

インサイドハーフで青木とコンビを組んだ。時折みせるダイナミックなプレーは前節より増えており、コンディションは間違いなく上向いている。

 

ただ、この試合では一人でインサイドハーフをやっているような部分もあったため、役割を全うするにはカバー範囲が広すぎた。

 

 

MF 青木 亮太 6.5(~81分)

「和泉の替わりは務められず」

 

体調不良の和泉に替わり、インサイドハーフとして出場した。攻撃面では一瞬のキレをみせることもあったが、いつもに比べれば回数は多くなかった。左FWとの役割の違いを消化しきれていないようにもみえ、戸惑いがあったのかもしれない。

 

実際、和泉と比較すると物足りない出来だった。特にポジショニングと守備に関するパフォーマンスは明確な差があったと考える。換言すれば、ゲームメイカーとしてはリズムを作り切れず、守備面ではカウンターの回数を増やしてしまった、ということになるだろうか。

 

サッカーIQという点で言えば、和泉ほどの適応力があるようには感じない点と、切れ味で勝負するプレー特性から考える前で使った方が良さが出ることは明らか。

 


MF 秋山 陽介 5.0

「意外にもみせた技術力」

 

前半は左FWとして試合に入ったが、いつもの秋山とはイメージが異なった。細かく、テクニカルなプレーを披露する場面もみられ、狭い局面でも崩していける技術力の高さをみせた。

 

後半はいつもの左サイドバックに戻り、いつもの運動量を活かしたプレーになったが、反面テクニカルなプレーはほとんどみられなくなった。

 

正直なところ、技術力のあるプレーヤーだとは思っていなかったので、前半のプレーには意外性を感じた。ポジションが左サイドバックになっても、同じプレーが継続できるならば、素晴らしいのだが。

 


FW ガブリエル・シャビエル 6.5

「チームは敗れたが突出した結果を出した」

 

2ゴール。加えて言えば、ジョーが外してしまったPKも奪取しているため、実質的には1アシストの働きもした。スピード、技術力はJ1でも突出していることをプレーと結果で示したと言ってよい。

 

ただ、1点気になるのは、キープ力だ。J2では抜群のキープ力でほとんどボールを取られなかった。しかし、J1ではややロストが目立つ。ここまでコンディションが万全ではなく、本調子ではないためかと思っていたが、そうではないのかもしれない。単純にJ1レベルでは、ウェイトの軽さを技術で補うことができていないだけなのかもしれない。

 

シャビエルのキープ力は相手を圧倒する上で、大きな武器になっていた。しかし、できないことを求めても仕方がないし、できなくともシャビエルの価値は依然高い。今後はジョーのキープ力に期待すべきなのだと思う。

 


FW ジョー 5.0(~76分)

「機能するまでもう少しの時間が必要」

 

まず、PKを失敗したことは大きな減点とせざるを得ない。直後にシャビエルが得点したため、悪い空気が流れることはなかったが、彼にとっては救われたと言っていい。また、トップに据わるFWとしてまたも結果が出なかったことは批判されても仕方がない。

 

ただ、プレー面では変化がみえる。中盤に落ちてくる回数が格段に減り、トップに居残ることが多くなった。何度か記事でも書いているが、シンプルに彼のフィジカルを活かすならば、ゲームメイクに参加せずに、前線で待機する方が相手は脅威だ。事実、2点目はロングボールをジョーが頭でそらし、相手のミスを誘っている。

 

風間サッカーとして理想はどちらなのか、という議論はあれど、多少以上に結果も追い求めるならば、ひとまず今のプレーが正しいように思う。理想はある程度チームが熟成してからでも追える。

 

もう少し時間を経れば、ジョーが得点を量産することも十分にあり得ると感じた一戦ではあった。

 

 

途中交代

MF 押谷 祐樹 4.5(HT~94分)

 「途中出場、途中交代はそこそこ妥当」

 

後半から右のインサイドハーフに入った。時折裏を狙う動きもみせていて、悪くないように思えたが、ミスが多すぎた。途中交代の原因が怪我なのか、プレーなのかはわからないが、やや厳しくみれば、妥当といえなくもない。

 

MF 深掘 隼平 採点なし(81分~)

DF 畑尾 大翔 採点なし(94分~)

 

 



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