明治安田生命J1リーグ 第4節
フォーメーション&試合結果
名古屋グランパス |
0-0 0-1 |
1 |
川崎フロンターレ |
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しばし中断
今週末はAマッチデーにつき、次節は来週末。その前にポジティブな面、ネガティブな面という二面で軽く前節川崎フロンターレ戦を簡単に振り返っておこうと思う。
ポジティブな面
引き続き守備面はポジティブだと思っている。
総括した言い方をすれば「そこそこに機能した守備組織」が構築されていると言えるだろうか。課題であったサイドの守備はサイドバックを中心に、インサイドハーフとセンターバックが連携することで毎度チャンスを与えるということはなくなっている。1節、2節は左サイドを蹂躙された印象だが、3節、今節はそこまでではない。
また、この試合ではいつもに比べてオフサイドを取れていたが、これはある程度狙いなのだと思う。半分ほどは明確にラインを揃えてオフサイドにかけていたように感じた。ただ、セットプレーで失点した場面はラインを上げるタイミングを川崎に狙われ、まんまと勝ち越されたようにみえる。
オフサイドトラップはDFラインの高さを保つために有効な技術だし、高いDFラインはボールを保持することを理想とする風間サッカーと相性のいい戦術でもある。この試合では失点の原因になったかもしれないが、今後も煮詰めていけば攻撃にも良い影響を与えることは間違いないだろう。
もちろん、集中力を切らし、簡単にチャンスを与える場面はまだまだある。だから、まだまだ堅固な守備とはとても言えない。が、冒頭に記載のとおり「そこそこの守備組織」を築けていることは重ねて言っておきたい。名古屋グランパスというチームカラーを考えれば、十分にポジティブなレベルに達していると、個人的には考える。
ネガティブな面
一方で攻撃はややネガティブにみざるを得ない。多少厳しい言い方をすれば、機能していない、と言えなくもない。ここ2試合のリーグ戦は無得点と結果も出ていない。
いくつか原因はあれど一番の問題は「ジョーがフィットしない」ことだと考える。決して噛み合っていないわけではないが、彼の能力をフルにチームに還元できていないことが問題だろう。
ジョーのプレースタイル、特にポジショニングがフィットしていないように思う。彼は頻繁に最前線から中盤やサイドに移動する。それ自体は悪いわけではない。が、彼がトップにいないため、バイタルエリアでボールの収まりどころが少なくなってしまうし、クロスのターゲットも限られる。
少なくとも彼が前線から身を引いたとき、空いたポジションを有効活用できなければ、ジョーのプレーが機能しているとは言い難い。稀に青木あたりが上手く飛び出すこともあるが、これは確立されたものでもない。
一方でゲームメイクに参加はしているが、際立ったプレーをみせるわけではない。よって、差し引きすればマイナスにしかならない。今の状況であれば、むしろジョーが中央に鎮座した方が脅威だ。今は191cmの体躯も決定力の高さも活かしきれていない。
ふと置かれた状況が昨年のフェリペ・ガルシアに近いように感じた。彼の場合もゲームメイクになんとはなしに参加するが、決定的な仕事が少なかった印象がある。もちろん、選手としてのスケールは異なるが、能力を活用し切れなかったという話では似た部分がある。
いずれにせよ、風間監督が指をくわえて見ているわけはなく、早晩改善していくだろう。が、去年の例を考えれば、このチームの真価をみられるのはもう少し暖かくなった頃だろうか。
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【公式】ハイライト:名古屋グランパスvs川崎フロンターレ 明治安田生命J1リーグ 第4節 2018/3/18
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