【採点&寸評】【J1 1節】ポテンシャル高き開幕勝利 ガンバ大阪 vs 名古屋グランパス

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明治安田生命J1リーグ 第1節


フォーメーション&試合結果 

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ガンバ大阪

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2

1-1

1-2

3

名古屋グランパス

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採点(名古屋グランパス) 

遂に2018シーズン。帰ってきた週末のお楽しみ。

 

グランパスは思った以上に陣容を変えてきた。スタメンには新加入選手が5人名を連ねる。田口が抜けた中盤は、小林をアンカーに据え、和泉、長谷川がインサイドハーフに入る。FWを含め、中盤の流動性がかなり高い。

 

勝ったとはいえ、まだまだ完成度は低いという印象をもった。が、期待値は大きい。連携が高まり、お互いに阿吽でポジショニングができれば、攻撃は相当に手強くなるだろう。もちろん守備は昨シーズンから引き続き課題ではあるし、恐らくほぼ間違いなくどこかで大量失点を喫するような試合に直面するだろう。

 

それでも風間サッカー第2章にふさわしい伸び代はみせたと思える。

 

【3/3更新】

再度試合を観て、以下を更新。

・ランゲラック:寸評更新

・和泉 竜司:採点更新(6.5→7.0)

・ホーシャ:寸評更新

 

スターティングメンバー

GK ランゲラック 6.0

2失点ではあるが、出来は堅実。

 

ひとつひとつのプレーから堅実な実力が感じられた。少なくともくだらないミスから自滅するようなタイプにはみえない。不要なピンチを作らないこともゴールキーパーの重要な能力の一つだ。

 

この試合ではビッグセーブが多くあったわけではないが、例えば前半にみせたファンウィジョの際どいシュートを防いだシーンなどは、確信を持ったビッグセーブだったように思う。

 

DFラインと意思疎通がどの程度できているのかはわからないが、しばらくはランゲラックがスタメンを確保するように思う。

 


DF ホーシャ 6.5
CKから2点目を押し込んだ。

 

186cmの高さが武器となるだけに守備だけではなく、攻撃でも期待したい。その意味で早速結果を出したと言っていい。加えて左足から繰り出されるフィードも期待できそうだ。この試合でも何本か悪くないロングボールを前線に届けた。

 

ただ、守備の面ではまだ評価しづらい。守りの組織自体がまだまだ脆弱なため、彼ひとりを評価するのは早計に思える。高さは間違いなく力となりそうだが、DFとしての総合力は、もう数試合見守ってみたい。少なくともこの日の試合を観る限り、長身選手に有りがちな、スピードに難があるという訳でもなさそうだ。

 


DF 菅原 由勢 6.0
17歳でクラブ史上最年少デビュー。

 

U17日本代表でのプレーは何度か観たことがあるが、正直なところ、開幕スタメンを飾るほどの印象はもっていなかった。ましてや、櫛引や内田らのCBをこなせるメンバーが怪我をしているわけでもない。

 

が、印象は裏切られたと言っていい。ハードな守備でピンチを潰す場面を何度も作り、プレー的にも、精神的にも十分J1のレベルに対応していた。

 

より特筆すべき点は、精神面だろう。デビュー戦となったこの試合ではどちらの失点にも絡んでいる。特に最初の失点は、スライディングを空振り、置き去りにされた。直接的な失点の原因と言っても過言ではない。が、その後も気落ちした様子はなく、むしろプレー内容は向上した。この強心臓は彼の大きな武器だ。

 

もちろん、失点に絡んだミスは軽率だったろう。まだまだ、これからの選手と言っていい。が、考えてみれば「開幕デビュー戦」、「コンビを組むセンターバックは加入して1週間そこそこのブラジル人」、「GKはオーストラリア人」という難しい要素が満載としか言いようがない。であれば、よくやった!以外の言葉は思いつかない。

 


DF 宮原 和也 6.5
守りの堅さが印象的。

 

去年から引き続き不動の右サイドバック。今シーズンはシステム上、4バックであってもかなり高い位置を取ることが多そうだが、この日は攻撃面の活躍は少ない。ただ、守備では印象的なタックルを数本みせており、チームを十分に助けた。

 


DF 秋山 陽介 5.5(~82分)
不完全燃焼。

 

開幕戦に呑まれたか、出来はいまいちだった。左サイドでボールに絡む回数は多かったが、パス、キープの精度は良いとは言えず。やや戸惑いを感じているようにもみえ、システムに慣れていないのかもしれない。ただ、安定した力があることは昨季に証明済みなので、それほど心配はしていない。

 


MF 小林 裕紀 6.0
更に地味な役回りとなったゲームキャプテン。

 

アンカーに位置するが、より守備の仕事が増えたように思う。もちろん、試合展開にもよるだろうが、センターバックの間に落ちて3バック(ないし5バック)の一員のように守ることが多く、役割はやはり守備的なのだろう。

 

ただ、絶妙なポジショニングはやはり健在。チームで最も多い12.4Kmを走りきった黒子は今年も必要だろう。

 


MF 和泉 竜司 7.0

自在に動き、決定的な仕事をした。

 

今季からDF登録ではあるものの、出場はインサイドハーフ。昨季、前目のポジションで出た時はゲームを作る意識が強かったが、この試合ではやや異なった。自由なポジショニングとキレのあるドリブルでG大阪を撹乱した。やや雑なプレーも散見されたが、活きの良さとポジティブに評価したい。

 

今季はサイドバックも攻撃的な役割が大きくなりそうなので、DFでの出場もありるだろう。つまり、フル稼働が求められるのは間違いない。

 


MF 長谷川アーリアジャスール 7.0(~87分)【MOM】
ボールによく絡み、ダイナミックなプレーでゲームの中心となった。

 

正直に言えば、ここ数年の彼のプレーはよく知らない。ただ、若手時代に期待されたレベルには達していないように思っていた。プレー面というよりは、転々と所属先が変わるという移籍事情からだ。

 

よって、名古屋へ加入が発表されても大した期待は持っていなかった。まして田口の穴埋めだと言うならば、役者不足も甚だしい、そう思っていた。が、その見方は間違いなのかもしれない。

 

プレーメイカータイプではないという点で田口の代役にはならない。しかし、彼は前への推進力という田口にはない武器を持っている。ドリブルにせよ、パスにせよ、強引にボールを前へ運んでしまえる力を持っていて、それも打開力だ。

 

丁寧にゲームを作り、流れを引き寄せ、流れの中で打開していくのが田口なのであれば、彼の場合は流れを無視し、停滞をぶち破るワンプレーがある。時にそのプレーは強引に過ぎ、雑にみえるような場面もある。が、それは彼の伸び代だと思いたい。風間監督の元、代表レベルまで覚醒する可能性は十分にある。

 


FW 青木 亮太 6.0(~72分)

悪くはない。が、まだまだ全開ではない。

 

どうしても昨シーズン、最も良かった頃のイメージが強い。なので、期待するプレーのハードルが上がってしまう。あの尋常ならざるキレとふてぶてしいメンタルがあれば、J1でもセンセーションを起こせる。

 

よってこの試合は物足りない。ただし、繰り返すが悪い出来ではない。シーズンは長い。必ず青木が脚光を浴びる時期が来るはずだ。

 


FW ガブリエル・シャビエル 6.5

相変わらず、超優良外国人と言っていい。

 

これだけ攻撃に貢献しながらも、守備を怠らない。運動量も豊富だ。体のキレも十分にあり、しっかりと開幕にコンディションを合わせてきた点も優良としか言いようがない。

 

この試合でも1得点1アシスト。置いておけば、ほぼ毎試合決定的な仕事をしてくれる、監督にとってはありがた過ぎる選手だろう。

 


FW ジョー 6.5
値千金の3得点目をゲット。

 

ただ、まだまだ本領とは思えない。もちろん結果を残したし、最前線のトップとして、十分に役割を全うした。が、値段が値段でもある。この程度では満足できないし、プレーぶりをみれば、相当な実力があることはすぐにわかる。

 

スウェーデンの前任者と比較するならば、間違いなく実力は勝る。ただ、長身フォワードとしての印象はやや異なる。シモビッチを一言で表すならば「高さがあるが、足元も巧い」という印象だった。しかし、ジョーの場合は「足元が巧いが、高さもある」というイメージに近い。少なくともプレーぶりから、本人は高さよりも巧さを武器にしているようにみえる。

 

正直なところ、シモビッチであってもジョーであっても、Jリーグで勝ちを重ねるならば、圧倒的な高さを最前線に固定する方が効率がいい。むしろ固定砲台化するならばシモビッチの方が適任だろう。だから、シモビッチを切ってまで、そしてあれだけの高額を支払ってまで、高さが武器のジョーにスイッチする必然性をいまいち理解できなかった。

 

が、風間監督が目指すサッカーは長身選手に頼るサッカーではないということをジョーという選手をみて、改めて実感した。高さありきではなく、技術ありき。これから更にジョーがフィットすればグランパスは確実に強くなる。

 

 

途中交代

MF 玉田 圭司 採点なし(72分~)
コンディションは悪くなさそう。今季はスーパーサブが主か。


FW 八反田 康平 採点なし(82分~)

交代で入り、ジョーの3得点目をアシスト。短時間で結果を残した点は素晴らしい。

 

MF 櫛引 一紀 採点なし(87分~)

菅原に遅れを取った開幕戦、奮起してほしい。 

 



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