FIFA U-20 ワールドカップ韓国2017 グループD 第2節
感想書けてないうちにもう今日は3戦目。中2日って見る方も大変だわ(笑)
フォーメーション&試合結果
U20日本代表 |
0-1 0-1 |
2 |
U20ウルグアイ代表 |
惜敗であり、完敗
惜しい試合だった。勝てるチャンスはあった。事実、ゴールネットを揺らす直前まで幾度か迫ったことからもチームとして、大きな戦力差があったわけではないことを示している。
反面、完敗だったとも言える。決め切ること、守り切ること、最後の詰めの部分、つまり個々人の能力において、ウルグアイがうわ手であったことを示す。その差が2-0であると言ってもいい。
ただ、この試合はポジティブに捉えるべきだ。この試合でU20日本代表は、個で勝負するベースがあるということを改めて証明した。
日本らしさ
個の強さ、それはフル代表でも言われ続けていることではある。が、いくら本田や長友、香川が個の強さを追い求めたところで、それは個人の意識でしかない。
日本代表が本当に個で勝負出来るようになるということは、日本サッカー全体が個の強さを追い求める始めるという壮大に過ぎる状態が作られて始めて成し得る。
もちろん、現時点でそれは成されてはいない。
長い間、日本は「日本らしさ」という言葉を逃げ道にしていた様に思う。もちろん日本らしさ自体は、つまり組織力と言い換えてもいいかもしれないが、そもそも逃げ道として始まったわけではない。体格の劣る日本人が勝つために、当然の帰結として考え出された手段だと言える。
しかし、いつの間にか日本らしさという言葉は、独り歩きを始め、一対一から逃げてもいい、という逃げ道となってしまっていないのか、我々はいま一度考えてもいい。
組織力に逃げない
話をU20日本代表に戻す。
初戦でも感じたことだが、このチームは組織的にまだまだ未熟ではある。が、どういう訳か、この個で勝負するということに関しては、これまでの代表にはみられない意識がある。チーム全体がその意識を持っている。
このU20というチームは、ベースとして組織より個人が先立っているように思うのだ。それはようやく南米や欧州という世界のスタンダートと同じ土俵に立ったと言えるのかもしれない。
それを感じさせてくれるプレーは派手なプレーというわけでもない。例えば、相手フォワードのプレスがかかっても目の前で切り返し、相手をいなした上で落ち着いてパスをつなげるセンターバックのプレー。
ビビらない、例え南米王者であったも相手を大きく見ない、普段のプレーで勝負しようという気持ち。
このチームが技術的にこれまでの代表より際立っているわけではない。が、これほどまでに自分たちを世界と対等に見る視点を持った代表は初めて見た様に思う。
このチームは絶対に大事にする必要がある。グループステージを勝ち抜かなければないらないチームなのだ。
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