紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

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【採点&短評/ルヴァン 準々決勝】FC東京 vs 名古屋グランパス

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YBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝


フォーメーション&試合結果 

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名古屋グランパス フォーメーション

FC東京

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3

1-0

2-0

0

名古屋グランパス

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採点+短評(名古屋グランパス) 

強いなぁ、東京。終盤のランゲラックの諦観の顔が印象的。ミッドウィーク、頑張って当日に観戦しましたが、自分も終わったときには同じ顔をしてました。

 

戦評

完敗。前回のリーグ戦は試合間隔が異なるというエクスキューズが通じたが、今回は同条件。言い訳は通じないし、実際に力負け以外の何物でもない。

 

敗因は2つあると考えている。ひとつが疲労。もうひとつがサイドバックの人選。

 

まず疲労についてだ。もちろん東京も同条件ではあるもので、リーグ戦のように条件が悪いという意味ではない。名古屋の選手は全体的に球際で競り負け、運動量、そして精度も東京に劣った。これはフィジカルコンディションの悪化が原因ではないかと思う。夏の連戦を戦った蓄積した疲労が前節札幌戦あたりから如実に表れているような印象を持つ。

 

連戦の中で名古屋は積極的な交代策をみせるものの、ターンオーバーを実施していたわけではない。CBのふたりやマテウス、稲垣、吉田らは週2試合をほとんどフル稼働に近い。もちろん、その分安定した戦いが出来ていたと考えることは出来る。 一方でそのツケを払わされているという言い方も可能だ。

 

そしてもうひとつの敗因がSBの人選だと考えている。

 

この試合、左が太田で右がオ・ジェソクだった。確かにどちらもベテランの安定感はあるかもしれない。ただ、この日は悪い結果につながった。特に先制点の場面ではふたりとも絡んでしまった。太田が簡単にクロスを上げさせてしまい、オ・ジェソクは安部に前に入られシュートを決められた。失点は彼らだけのせいではないが、大きな要因となった。

 

ふたりとも実績のあるベテランだけに、合流して間もない中でも”それなりに”戦える。しかし、小回りが効かず、1対1では劣勢に立たされた。特に太田はディエゴ・オリベイラに簡単にあしらわれた。もし、吉田がフィールドにいれば失点は防げたのではないかと思わずにはいられない。

 

さて、この完敗。あとに引きずるかどうかは微妙なところだ。これまでのグランパスのようにぐだぐだと失速するほど未成熟な組織ではないが、負のサイクルにはまればメンタル面から容易に下降する可能性がないわけでもない。次戦のリーグ戦は勝ち負け以上に内容が重要となる。

 

【採点イメージ】
7.5:ひとりで試合を決める圧倒的なパフォーマンス。
7.0:突出したパフォーマンスでチームを牽引した。
6.5:優れたパフォーマンスでゲームに関与した。
6.0:平凡なパフォーマンスだがチームには十分貢献した。
5.5:平凡なパフォーマンスだがチームへの貢献はやや物足りない。
5.0:パフォーマンスが悪く、チームのブレーキとなった。
4.5:パフォーマンスは決定的に悪く、停滞の要因のひとつとなった。
4.0:試合を壊す要因をつくり、猛省すべきパフォーマンス。

※+、-は同採点のなかで「上より」か「下より」かのイメージ

スターティングメンバー

FW 山﨑 凌吾 6.0-

 激しいプレスの中、一定機能したポストプレーは評価できる。あとはFWとしての脅威を発揮したい。そのためにはやはりシュートが必要だと思う。

 

MF 前田 直輝 5.0

 チームとして異質な位置にいると思う。サボっているわけではないが試合に関与する率が低く、ハマっているとは言い難い。一発があるのは理解しているが、ゲームメイクに参加するなり、攻撃の起点になるなりが必要なのではないだろうか。ただ、それでも前田を配置しているのは、意図的なものだろうし、監督も許容しているということなのだろう。

 

MF 相馬 勇紀 6.0(~HT)

 左サイドに入り、序盤は攻撃の中心で守備のタスクも十分にこなした。出来は悪くなかっただけにハーフタイムの交代は始めから決まっていたのだろうか?

 

MF マテウス 6.0

 右サイドに陣取った序盤は彼にボールが入らず、あまり存在感がなかった。ただ、徐々にプレイ回数を増やし、名古屋で唯一可能性を感じさせるプレイヤーだった。

 

MF シミッチ 6.0(~HT)

 攻守に機能する場面も多かった。やはり中盤に高さがあるというのは大きな強みで、ゴール前のフォローもしっかりこなしていた。ただ、先制点の場面ではディエゴ・オリヴェイラに簡単にあしらわれる場面もあった。

 

MF 稲垣 祥 5.5-(~79分)

 運動量が少ないわけではなかったが、ミスが多かったように思う。先制点を奪われたシーンでは対応が遅れ、相手にチャンスを与えてしまった。実際のところ稲垣は使われすぎの感は否めない。何試合かに1試合は低調な出来になってしまう。

 

DF 太田 宏介 5.0

 序盤は攻撃に絡み悪くなかった。ただ、劣勢になった時間帯、すなわちかなり長い時間帯になるが、ディエゴ・オリヴェイラに歯が立たなかった。先制点の場面ではあまりに簡単にクロスを上げさせてしまい、守備においては物足りなさが大きい。

 

DF 中谷 進之介 5.5-

 前への強さは相変わらず魅力的だが、この試合では3失点。致命的なミスがあったわけではないが、守備陣としてもう少し出来たことはあったように思う。

 

DF 丸山 祐市 5.5

 カバーリングは機能していたが3失点。今後に引きずるかどうか、ディフェンスリーダーとして試練とも言える。

 

DF オ・ジェソク 5.5-(~HT)

 ある程度の安定感はみせた。ただ、先制点の場面で永井に前に入られてしまい、後手を踏んだ。コンディションは上がってきているようにみえるが、まだまだなのかもしれない。絶対的な存在にはならないと思うが、過密日程におけるサイドバックのバックアッパーとしては期待したい。

 

GK ランゲラック 5.5+

 ナイスセーブもあったが3失点となった。2点目、3点目はノーチャンスではなかったが、責任のある失点でもない。

 

途中交代

DF 成瀬 竣平 5.5(HT~)

 落ち着きも意欲もあり、レギュラーの風格が出てきた。

 

FW 金崎 夢生 6.0(HT~)

 攻撃の起点となる金崎が入ることはチームとしても大きい。名古屋が攻勢に出るには彼を経由する必要がある。

 

MF 米本 拓司 4.5(HT~)

 試合勘がなく、動きも重かった。ミスも多く、2失点目、3失点目ともに絡んでしまった。結果論ではあるが、この日はまだ試合に出れる状況ではなかったと言われても致し方ない。 

 

MF ガブリエル・シャビエル 5.5(66分~)

 難しい状況で投入されたが展開を変えることは出来なかった。

 

MF 阿部 浩之 採点なし(79分~)

 何よりおかえりなさい、と言いたい。

 

※:採点詳報記事執筆時に気が変わって採点内容を(こっそり)修正することが(多々)あります。

  →今シーズンは詳報しない予定

※:アディショナルタイム含まず15分以上出場した場合を採点対象としています。

 



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