紅蘭波主(グランパス)さん ~サッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録ブログ~

グランパスと日本代表を愛するサッカー好きシステムエンジニアの観戦備忘録。

【J1 2nd 3節】鬱病にかかった名古屋 鹿島アントラーズ vs 名古屋グランパス(採点)

f:id:hal_2008e:20160404012633p:plain

明治安田生命J1リーグ セカンドステージ 第3節


【マッチプレビュー】

出口の見えないトンネルとでもいうんでしょうか。勝てない勝てないと言い続け、いつか勝てると思い続け。はや2ヶ月半。

 

正直に言えば、鹿島相手に勝ち点取れるとも思ってません。いや、思うことができないと言った方が正しいか。いずれにせよ悪くない形でこの試合を終え、正念場とも言える鳥栖、甲府との連戦に備えてほしいものです。

 

【スポンサーリンク】


フォーメーション&試合結果 

f:id:hal_2008e:20160714055529p:plain


鹿島アントラーズ

f:id:hal_2008e:20160407202648p:plain

3

2-0

1-0

0

名古屋グランパス 

f:id:hal_2008e:20160227201730j:plain


 

鬱病

端的に言えば名古屋は鬱病と言っていい。それは、頑張ってはいるが頑張れないことであり、当たり前のことが当たり前に出来ないことである。僕自身、似たような症状を体験したことがあるが、これは出口の見えない闇にいる感覚という他ない。

 

原因は自信の喪失である。実際の鬱病にしても自信の喪失が原因となることもあるらしい。その場合、主にカウンセリング、休養、投薬などが用いられ、回復を待つ。これを名古屋に当てはめるのならば、前の2つは監督本来の仕事と考えられる。そして投薬、これは「監督交代」ということかもしれない。現にそれは「劇薬」とも表現される。

 

話が少し前のめった。この日の名古屋の症状を見てみる。守備では相手に全くチャレンジできなかった。マークはするがボール奪取を試みないということは、守備をしていないことと等しい。序盤からこれだけ相手を自由にさせる試合はプロのレベルでは珍しい。

 

前節の川崎戦は「いなされた」という表現が当てはまるが、今節はそれとは違う。表現するならば「当たり前のことが出来ない」となるか。もう少し芯に近い表現をすれば、レベルの差から守れなかったわけではないということである。更に重ねるならば「しない」ではない。あくまで「出来ない」である。

 

他方に目を移せば、攻撃にも当然問題はある。しかし、前述の守備に比べれば可愛げがあると言ってもよい。よって触れない。触れようと思っていたが、やめた。書き連ねたところで似たような話になるだけである。

 

全てを自信の喪失に被せるつもりもないが、根が腐れば何をしても無駄というような気もする。11戦勝利無しはクラブワースト記録とのことだ。言い換えれば、フロントはグランパス史上最も耐えているということになる。

 

新加入選手のデメリット

実を言えば名古屋は既に投薬している。ただし劇薬ではない。既にお気付きだと思うが、それは3人の新加入選手である。この日はハ・デソン、扇原、酒井を使い切り、処方された薬は飲み切った。

 

回りくどく表現する。実力を伴った選手と実力が劣る選手を入れ替えれば、実力の差分だけチームに還元される。これは効用である。しかし、劣った選手がこれまで築き上げてきたコンビネーションや戦術理解は失うことになる。これは副作用である。副作用を最小限に抑え、効用を最大限に発揮させる。薬の使い方としてこれが正しい。

 

しかし、今日は副作用が随分と目立った。間違った使い方だったと言っていい。

 

まず、MF、DFの2つのラインは凸凹とした凹凸が目立つ。扇原の相方はバックアッパーの明神である。また、酒井の相方は第2CBの大武。新加入の選手をフォローするには力不足の感は否めない。当然2人の良さは出しにくい。

 

また、ハ・デソンのトップ下起用も苦しい。彼にスルーパスを求めるには出し手、受け手共に時間が足りない。足りない以前に周りを固める相性のいい選手の見極めさえ出来ていないように見えた。この状態で活躍を見込むには博打と言うしかない。

 

結論を言えば、この布陣で彼らを迎えるには厳しすぎる。もちろん怪我人や累積警告でやりくりが厳しいことは理解する。しかしせっかくの良薬も使い方による。これでは瀕死であるから副作用は一切気にしない。効果があれば儲けもの。そう考えているようにしか見えない。

 

採点(名古屋グランパス)

GK 楢崎 正剛 5.5

ノーチャンス。

 

DF 酒井 隆介 4.5

気合が空回りしていたように思う。1失点目への関与は間接的だが厳しく言うならば彼の責任も大きい。

 

DF 大武 峻 5.0

ディフェンスラインの不統制は彼の責任と言える。ただし大役を任せた監督の責任の方がより大きい。荷が重すぎたか。

 

DF 矢野 貴章 5.0

攻守の運動量はいつもに及ばす。貢献度は高くない。

 

DF 安田 理大 5.5

前半、唯一多少なりとも攻撃で脅威を与えた。守備での後手も幾度も散見されたが、どちらかと言えばもともと諸刃という認識。

 

MF 明神 智和 5.0

イスンヒの代役としてはクォリティが足りない。チームが機能していないので活かされてないとも言えるが、今欲しいのは個人でなんとかしてしまう力。

 

MF 扇原 貴宏 5.0

前節見られた大きな展開は見られず。

 

MF 小屋松 知哉 4.0

何もできなかった。

 

MF 古林 将太 5.5

前へ出ようという気持ちは感じられた。しかし、そのチャンスが少なすぎた。

 

MF ハ・デソン 5.5

使われ方が間違っている。ワンタッチで捌くものの受け手は皆無だった。後半適正とも思われるボランチに配されたが時すでに遅し。

 

FW シモビッチ 5.0

アントラーズのセンターバックにうまく抑え込まれた。

 

以下、途中出場だが、チーム状態を考慮して一律「採点なし」とした。

FW 和泉 竜司 採点なし

FW 松田 力 採点なし

MF 野田 隆之介 採点なし

 

あとがき

いや、ホントに監督交代を考えていくしかないのかな…。

 

f:id:hal_2008e:20160714054338j:plain

 

次節「鳥栖」、次々節「甲府」。この二つは絶対に落とせません。残留争いのライバルであることも理由だけど、その後に「横浜FM」、「広島」、「浦和」と続くことも理由です。なぜなら鳥栖、甲府で勝っておかないと16戦勝ち無しの記録が作られることになっちゃいますからね。(自虐)

 



 ■ブログランキング■

にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスエイトへ
【気が向いた時にでもポチってください】

 


 

■ハイライト■


【ハイライト】鹿島アントラーズ×名古屋グランパス「2016 J1リーグ 2nd 第3節」